※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新10話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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10話でヒマワリの中に宿った九尾が九喇嘛であったことが確認できました。
九喇嘛はヒマワリの中で早い段階で復活したことについて、興味深い考察をしていましたね。
九喇嘛の発言の内容と過去の例を踏まえて、個人的に考えているのは、タイトルの通り「ヒマワリは大筒木の転生者である」という説。
今回はこの説を考えるに至った根拠を述べたいと思います。
皆さんの考えるヒマワリの能力を教えてください。コメントお待ちしています。
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皆で意見を共有しましょう。
10話(90話)『因子』の振り返り、考察はこちらの記事で。
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そもそも九喇嘛はなぜ死亡した?
九喇嘛はナルトと大筒木イッシキの戦いの中で、奥の手として究極の形態「重粒子モード」を用意していました。
九喇嘛はこの形態の代償を「命」としていました。
ナルトはこの形態の代償を「自分の命」だと思い込んで使用します。
イッシキを寿命寸前まで追い込むことに成功。
死闘が集結した後、実際は九喇嘛の命を代償とする形態であったということが九喇嘛の口から明かされます。
辛うじて勝利したものの、九喇嘛が消滅する結末となりました。
ヒマワリの中で復活した九喇嘛の考え
九喇嘛によると、尾獣の死は永遠ではなく、時を経て因子が発生し復活するようになっているみたいです。
いつ、どこで発生するのかは尾獣自身を含め、誰にも分からないそうです。
しかし今回の復活には、九喇嘛の想像以上に早いタイミングで、それも人柱力の前任者であるナルトの娘であるヒマワリの中で復活するという奇跡的な要素も含んでいます。
九喇嘛はこの現象について以下のように考えました。
- ヒマワリが生まれながらに九喇嘛のチャクラの片鱗を受け継いでいた可能性
- ヒマワリに流れるうずまきと日向の血がたぐり寄せた運命
しかしながらこの二つ、どちらも事例が作中に無いというのが厄介なところです(まだ確認されていないボルトを除いて)。
人柱力の子に尾獣のチャクラが引き継いだ例もなければ、うずまき一族と日向一族が誕生して以来、この二つの一族の血が交わった例もありません。
また、尾獣が死亡した他の例も言及されていません。
ただ、似た事例はあります。
九喇嘛の発言の内容に似た事例
人柱力が死亡した場合の尾獣
10話で九喇嘛が語った尾獣復活の説明内容。これは尾獣が封印されている状態で人柱力が死亡する場合に似ています。
人柱力が死亡すると、封印されていた尾獣は時間の経過した後に自然界のどこかで復活することになります。
九喇嘛はこの事例と重ねて発言している可能性はあります。
人間などの生命の中で復活した例があったかどうかについては語られていません。人間の中も自然界の内に入るのかもしれません。
大筒木カグヤと大筒木ハゴロモ
人柱力からチャクラを受け継いだ例ではありませんが、親から子へ尾獣の力が遺伝した例はあります。
大筒木カグヤはチャクラの実を食べ、十尾を使役することが出来た人物です。
その後、人間(テンジ)との間で出来ていた二人の子宝に恵まれました。
その内の一人、大筒木ハゴロモは「輪廻眼」などの能力に目覚めています。
カグヤにも額に「輪廻写輪眼」を有していますが、これは十尾の最終形態である神樹になるチャクラの実を食べた直後に開眼したものです。
つまり、ハゴロモの「輪廻眼」は、カグヤ由来の能力というよりは尾獣である十尾由来の能力だと言えます。
うずまきと日向のルーツ
九喇嘛は、ヒマワリには自分のチャクラと親和性があると発言していました。
うずまき一族と日向一族、それぞれのルーツを確認すると、これら二つの血を持ったヒマワリがいかに尾獣との親和性が高いのかがわかります。
うずまき一族
「輪廻眼」は上記の通り、十尾由来の能力です。
少なくともハゴロモから続く忍の歴史上ではそう言えるでしょう。
「輪廻眼」は以降、千手一族とうちは一族の力が一つになった時に発現することとなります。
うずまき一族はその内の千手一族にルーツがあります。
つまり元を辿ればうずまき一族の血、力は十尾由来であると言えます。
うずまき一族と言えば、「金剛封鎖」。背中から鎖のようなものを出して、対象を拘束する術を使用できます。
これを連想させるのが十尾の一部である外道魔像によって一気に尾獣たちを封印したシーン。うずまき一族同様に鎖のようなものを巻き付かせ、引きずり込むことで封印していました。
九喇嘛の人柱力を代々うずまき一族が務めていたのも納得できます。
日向一族
日向一族の血継限界である「白眼」の起源は大筒木一族にあります。
カグヤはチャクラの実を得る前からその眼に「白眼」を宿していました。
十尾の能力にも「白眼」に類似する、関連性のある能力が確認されていないことから、日向一族にある十尾の要素は比較的薄いと考えられます。
しかし注意しておきたいのが、「大筒木」はチャクラの実を食べることによってもなれるということ。
これ以上は「大筒木一族」のルーツの話になってくるのでまだなんとも言えない部分が多いです。
「大筒木一族」が「大筒木」と全くの同義と言えるのかも実は不明。
しかし、大筒木一族や日向一族は尾獣と親和性が高いという可能性はこの事実から考えられます。
ヒマワリが転生者である根拠
「運命」という言葉
私が「ヒマワリは大筒木の転生者である」という説を考えるきっかけとなった言葉が九喇嘛が口にした「運命」という言葉。
過去にヒマワリの例のように尾獣が発生し、非常に良い相性でその力を扱うことが出来た存在がいたのではないでしょうか。
この世界での転生者は、元の存在と似た運命を辿ります。
転生者と言えば、ナルトとサスケですよね。
ナルトは大筒木アシュラ、サスケは大筒木インドラの転生者です。最終的にかなり似た能力を会得しています。
両者は兄弟(のような繋がり)でありながら、戦わざるを得ない運命にありました。
ナルトを越える「尾獣との親和性」
語られている限りでは
特にヒマワリが「大筒木」の転生者であるとした理由は、ナルトを含む過去の人柱力の前任者たちをも凌駕する「九喇嘛のチャクラとの親和性」にあります。
ヒマワリの次に九喇嘛のチャクラとの親和性があったであろう人柱力はナルトですが、この時点でほとんどこの上ない相乗効果を生んでいたはずです。
前述した通り、ナルトは千手一族の始祖である大筒木アシュラの転生者です。
十尾由来の能力を強く受け継いでいることになります。
これを超える親和性を持つ存在は限られます。
千手(うずまき)、うちは、日向。ヒマワリのようにこれらの内二つ以上の血が交わった人物。または大筒木一族。
過去にうずまき一族と日向一族が交わった例が無かったとは言い切れませんが、未だ語られていない以上可能性としては薄いでしょう。
これまで登場した人物で言えば、アシュラの親であるハゴロモ、さらにその親であるカグヤくらいです。
特にハゴロモは大筒木一族の特徴と十尾の特徴を遺伝によって持ち合わせていたため、血の観点ではかなりヒマワリに近い存在であると考えられます。さらに、ハゴロモは十尾の人柱力にもなっているという点でも似ています。
しかし、ハゴロモはヒマワリと性別が異なりますし、カグヤは厳密には死亡していません。
そうなると、忍の住む星(地球?)の外での可能性を探る必要がありそうです。
「大筒木の意志」に反した者の子
カグヤのようにチャクラの実を食べた上で子を授かった大筒木一族は、カグヤ以外にもいたはずです。
大筒木一族には、人間同様に生殖能力がある且つ、チャクラの実を食べ続ける「大筒木の意志」があります。
生殖活動は子にチャクラを分配することを意味するので、チャクラを一つにしていく大筒木の意志とは相反する行動にはなりますが、可能である以上例があってもおかしくありません。事実、カグヤはこの二つの行動を実行しました。
この二つの行動を経て誕生した子供がヒマワリとして転生したのではないでしょうか。
その大筒木一族の子供に十尾か何かの尾獣が発生し、その力を存分に発揮していたのかもしれません。
まとめ
ヒマワリに復活した九喇嘛が宿ったのは、「ヒマワリが大筒木の転生者である」からと考えました。
九喇嘛はヒマワリの中で復活した要因として、
- ヒマワリが生まれながらに九喇嘛のチャクラの片鱗を受け継いでいた可能性
- ヒマワリに流れるうずまきと日向の血がたぐり寄せた運命
以上の二つを挙げました。
これらに似た事例として、
チャクラの実を食べて十尾の力を得た大筒木カグヤが子供を産んだ例がありました。
子のハゴロモには、尾獣と親和性のある大筒木と十尾の特徴が遺伝しました。後に十尾の人柱力にもなります。
九喇嘛の「運命」という発言から、ヒマワリはこうした境遇を持つ大筒木の転生者なのではという考えに至りました。
しかしハゴロモは男性であることから、忍の住む星(地球?)の外の大筒木が関わってきそうだと考えました。
これならデイモンがヒマワリに「迫力」を感じた理由にもふさわしい気がしています。
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