※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新4話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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大筒木シバイの「シバイ」という名前は、これまで登場した大筒木一族の名前の傾向から、「紙芝居」から来ているのではないかと思っている方は少なくないと思います。
確かにその意味合いもあると私も思うのですが、もう一つモチーフとして考えられるものが、ヒンドゥー教での最高神の一つで破壊と創造の神である、「シヴァ」にあるのではないかとも思うのです。
今回は、大筒木シバイのシヴァとの関連性と、それによって考えられる予想について紹介していこうと思います。
皆さんはシバイがどんなキャラクターなのか考えていることはあるでしょうか。コメントでお待ちしています。
コメントするのがハードル高いなという方は「問い合わせフォーム」でも大丈夫です。公開しないでという文言があれば公開はしません。
シバイには多くの説があると思うので、皆さんのなかなか言い出せないもやもやをここで発散しましょう。
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なぜ大筒木シバイのモチーフはシヴァなのか
第三の眼
大筒木シバイは額に第三の目として輪廻眼を宿しています。
シヴァも同様に表現する際に第三の目を描くことが多いです。
この「シヴァの目」を意味する名前を持つ貝蓋、「シヴァアイ」にも関連性がありそうです。
渦巻き模様があるのが特徴で、白をベースとした宝石のような光沢が綺麗で、アクセサリーとして用いられることがあるようです。
「渦」と聞くと、第2部タイトルや、ボルトの新必殺技、うずまき一族など、これまでのNARUTOの様々な設定を連想しますよね。
シヴァは身体に灰を塗りたくった姿で描写されることがあります。
この灰は、全ての形あるものは永遠ではなくいつかは灰に帰ること、そして永遠の魂と精神的解放を追い求めることの重要さを表現しています。
これには大筒木の目的、シバイの最終的な状態に通じるものを感じます。
エイダの眼
大筒木シバイの遺伝子情報を用いて改造されたエイダの眼は、千葉神社の紋である「三光紋」に似ていて、その意味としてもNARUTOとの関連性を持っています。
そしてエイダの眼には、三光紋のほかにも似ているものがあります。ヒンドゥー教における「ビンドゥ」というチャクラです。
満月と三日月を表しているのですが、この満月がシヴァを象徴しています。満月と三日月、どちらも全ての本質を示すものとされています。
この設定だったら、エイダとシバイが「創世のためのプログラミング言語」と呼ばれている神術「全能」を使用できるのも頷けますよね。
チャクラという力との関係
さらに言うと、そもそもチャクラそのものがシヴァと関わりが深いです。忍の力をと言えば「チャクラ」ですよね。
シヴァは眠っているエネルギーをチャクラ(人の身体にあるとされる複数の中枢)から解放し、輪廻からの解脱を目指す「ヨーガ(ヨガ)」を創始したと言われています。
最強の瞳力である「輪廻眼」もこの輪廻から考えられたものです。
解脱とは、簡単に言えば生死の連続から解放されることを言います。
大筒木シバイは最終的に自分の肉体を捨て、次元を超えた存在となったという考えが作中にあったので、この状態は輪廻からの解脱と言い換えられるのではないでしょうか。
もしかするとチャクラそのものになったのかもしれません。
チャクラは繋ぐ力
NARUTOでの「チャクラ」について、こういう発言があります。
チャクラは誰にでもある 忍の専売特許ってわけじゃねえ 確かに俺たちはチャクラを使って忍術を扱うが 実のところ 本質はそこじゃあねえんだ チャクラっていうのは本来、繋ぐ力の源なんだ
アニメBORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-196話:繋ぐ力
とナルトが言っていました。
ヨーガにおけるチャクラもエネルギーと心身を繋ぐものであるとされているので、そんなヨーガを創造したシヴァはチャクラの祖とも言える存在ですよね。
大筒木シバイは星の全てのチャクラや情報を集めた「チャクラの実」を何度も食べることで絶えず進化を繰り返した結果、「神」となったとされています。
シバイが根源的な力を持つ存在であることはこういった点でも感じられます。
ボルトとの関連性
ボルトはシバイと関係しているのではないかという説があります。
シバイとの関連性
まずボルトが楔の力を解放したときに生える角ですが、カワキは埋め込んだ大筒木イッシキと同じ形の角が生えますが、それに対してボルトはとてもモモシキの角には見えません。
ここまでで登場した大筒木一族の中で似ている角は比較的シバイのものでしょう。
見た感じにはなりますが、シバイの右目は恐らく白眼を宿しています。
ボルトもモモシキに乗っ取られた時の右目は白眼です。
原作第2部2話にて、ボルトが螺旋丸「渦彦」を発動したときに発生したボルトの周りに渦を巻いていましたが、シバイも説明された際に周りを渦が巻く描写がされています(原作第1部75話)。
因みに、シヴァと同一の神、前の名前であるルドラは嵐の神とされています。
シヴァとの関連性
シヴァを描くときには、特徴の一つである「青い喉」を表現することが多いです。
毒を無効化したときに青く変色したという話があるそうです。
対してボルトは、一度カワキによって身体を貫かれました。
その際、修復するためにモモシキが楔の効果を使いましたが、その痕として黒く変色してしまいました。
なぜかその傷跡の変色は喉元にまで続いており、楔を解放したときにはその傷跡が青く染まります。
シヴァの第三の目は欲望を鋭い閃光で焼いて灰にするとされています。
この「欲望」ですが、奇しくも「カーマ」と呼ぶそうです。
ヒンドゥー教における愛の神である「カーマデーヴァ(カーマ)」もシヴァに焼き殺されたと伝えられています(この神は欲望を引き起こすとされているので同一の存在である可能性がある)。
楔(カーマ)はこの欲望(カーマ)、カーマデーヴァ(カーマ)をヒントに考えられているかもしれません。大筒木の呪縛を消し去るためには、シバイの輪廻眼がカギを握っている可能性がありそうです。
シヴァがいるなら…
シヴァは日本では「大黒天」という、七福神の一つとして伝わり、数えられています。これからもそれらをモチーフとした人物や能力が登場する可能性は高いです。実際過去にも、
- エビス
- ヒルコ(サソリの傀儡)
- 卑留呼(映画『火の意志を継ぐ者』に登場する敵)
- 秘術 大黒天(カワキ、大筒木イッシキの神術)
- 木遁 皆布袋の術 (千手柱間の術)
など、七福神にちなんだものが登場しています。
もしかすると、現在カワキが使っている神術「大黒天」はシバイも使用可能な神術なのかもしれません。
そして、カワキや大筒木イッシキも、その力の元を辿るとシバイに行き着くのかもしれないですね。
また、「インドラ」、「アシュラ」もインドから日本に「帝釈天」、「阿修羅」として伝わった神なので、同様にインドから日本に伝わった他の神をモチーフにした設定が出てくる可能性があります。
サスケが神術「帝釈天」!、ナルトが螺旋丸「阿修羅」‼みたいなことをしだす未来があるかもしれません。
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お読みいただきありがとうございました。インドの神々についてはまだまだ深掘ることができそうです。もし感想、アドバイス等あればお待ちしています。いいコメントがあったら反応したり、また別の記事等で取り上げたりすることがあるかもしれません。
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