【BORUTO】果心居士はなぜ、ボルトの楔を見て見逃すことにしたのか【考察】 

考察

※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新4話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。 

果心居士はボルトの「楔(カーマ)」の印を初めて見たとき、第7班どころかカワキまで見逃すことを決めました。 

今改めて読むと不可解なこの行動…   

今回はこの行動の不可解な点と、その裏には何がありそうかを考えてみました。 

皆さんは、果心居士は何を考えていると思いますか?コメントお待ちしています。             

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皆で意見を共有しましょう。 

果心居士の行動の不可解な点 

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ六ナンバー23:「楔」にて、謎の組織「殻」の外陣(アウター)である青を倒したボルトたち新第7班の前に現れた殻の内陣(インナー)、果心居士。 

殻のターゲットであるカワキを回収するために第7班を足止めしようとしたと思いきや、封印術を抜けてきた木ノ葉丸に発火させた「三昧の真火」を「楔」で吸収したボルトを見てその場から去る判断をしました。 

それだけでなく、居士の所属する「殻」の一番の目的であるはずのカワキさえも回収することをやめました。 

この行動、今になるとよくわからない点があります。 

カワキの回収をやめるという行動には、のちにリーダーである大筒木イッシキ(ジゲン)を不完全な形で復活させるためだったという目的があったことが判明します。 

そのためにイッシキ復活の「器」であるカワキを逃がしたと。 

仮にカワキを始末してしまうと殻の研究・開発部門担当の三途アマドの目的が叶わぬものとなってしまいます。 

居士と協力関係にあったと思われるアマドは、カワキに娘であるアケビのデータを楔とともに埋め込み、さらにカワキからアケビの身体に楔を埋め込ませることで、亡くなった娘の完全な再現を目的にしています。 

そのチャンスを逃すわけにはいかないでしょう。 

しかし、ボルトを見逃す必要があったかというと疑問が残ります。 

大筒木を十尾に食べさせると星中のチャクラが吸い上げられて世界が滅亡してしまうことを居士が知っているのであれば、この時点でボルトを始末しておくべきだったとも考えられます。 

そこをあえて見逃すという選択をしたということは、それ以上にボルト(またはもう一つの楔)に対して生かすだけの「価値」を見出していたのではないでしょうか。 

アマドも似た考えを持っている可能性があります。 

現在、カワキがボルトを狙っていますが、アマドと果心居士はどう思っているのでしょうか。

ボルト、もう一つの楔の価値 

では、居士とアマドが考えるボルトの価値とは、何が考えられるでしょうか。 

少なくとも、ボルトが十尾に食べられて人類が滅亡するリスク以上の価値です。 

ボルトの潜在能力 

まずこれが思い浮かびます。ボルトには世界を脅威から守ることが出来る、または果心居士の目的を達成するだけの潜在能力があると考えた可能性。 

結局は星中のチャクラを吸い上げることで実る「チャクラの実」を目的とする存在が現れる限り、ボルトとカワキのような大筒木がいる、いないに関わらず世界は滅亡する危険性はなくなりません。 

この脅威を止める戦力を求めていたのかもしれません。 

アマドと居士はもはや脅威を止めることが出来る大きな戦力を得られるのであれば、リスクは考えないという方向性に振り切っているとも考えられそうです。 

誰かに力を集約させる 

大筒木化した存在の中から生贄を選んで、星の外や別の星で十尾や神樹に食べられることで、最小限の犠牲でチャクラの実を食べられます。または自分や一部の存在だけ異空間や星の外へ逃げ込んで神樹によるチャクラの吸収から逃れるということも可能性としてあります。 

コードも神樹によるチャクラの吸収から逃れられる対象についてこう話しています。 

既に知ってると思うけど 「神樹」は星に生きる全てのチャクラを喰い尽すんだ 異空間へでも逃れない限りほぼ全員が死に絶える 

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ十六ナンバー62:邂逅|岸本斉史・池本幹雄

この発言の通りならば、異空間へアクセスできる存在はチャクラの吸収から避けられる可能性がありそうです。 

これで次の段階の大筒木としてかなり強力な存在を味方につけることができます。 

何か核心を突く情報を得られる可能性もあります。 

大筒木化忍者の量産 

楔を埋め込みまくって大筒木を大量生産するという、全人類大筒木化計画です。 

カワキの楔がアケビ以外の存在に適合するかはわからないので、ボルトのようなもう一つの楔があればあるほど適合者が見つかる可能性が高いはずです。 

恐らくアマドは適合条件をある程度突き止めているはずなので、リスクも少ないはずです。 

全人類が大筒木化すれば流石に戦えるのではないでしょうか。 

ただ、この展開になる可能性は極めて低いと思います。実際に楔に適合する可能性のある存在は初めから決まっていて、いくら周りの適合者が増えても新たに適合する可能性がわかりやすく増えるわけではなく、適合できない人はできないという可能性が高いでしょう。 

敵との交渉材料 

うちの大筒木一人あげるから星から出てってもらっていいですか、という交渉。 

これなら時間稼ぎにはなるのではないでしょうか。 

この間に次の大筒木を量産して次の交渉に備えたり、十分な戦力になったら攻めに転じたりすればいいという計画。 

ただ、交渉できるだけの戦力や脅威を相手側に示しておく必要はあります。でないとお構いなしに攻撃されかねません。 

大筒木モモシキ、改心の可能性 

ボルトのモモシキがもし改心してくれて、協力的になったら、他の大筒木一族と対等に話せるようになるかもしれないですよね。ボルトの戦闘力が向上するのは間違いないでしょう。 

大筒木一族の目的や正体、神術の詳細など、重要な情報も提供してくれるかもしれません。 

こうした存在はそうそう得られるものではないです。 

「楔の共鳴」という可能性 

果心居士はカワキとボルトを見逃してから、二人が出会ってからの様子をしばらく見ていました。 

その中でも二人の楔が反応しあう、共鳴現象に注目しています。 

25話「共鳴」、30話「対峙」でボルトとカワキに起こった楔の共鳴をもとにジゲン(大筒木イッシキ)を分析しようとしていました。 

お互いの力を引き出しあうことを利用して、楔の力をより早く確認したかったのかもしれません。 
果心居士は大筒木イッシキを本気で倒す気でいましたから、そのための準備とも見ることが出来そうです。 

楔の共鳴には謎が多いです。果心居士はボルトとカワキが生き続けることによって起こる相乗効果に、早い段階から将来性を見出していたのかもしれませんね。

【BORUTO】楔(カーマ)とは?ボルトとカワキに宿る大筒木の力【ボルト解説】
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