【BORUTO】大筒木カグヤの謎【NARUTO】

解説

 ※BORUTO原作第2部、最新第2話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。   

NARUTOという物語で、最後にして最強、そして最も謎に満ちた敵、大筒木カグヤ。

第四次忍界大戦の最後に突如として現れた存在で、忍の祖である六道仙人の実の母親であるカグヤですが、なかなかに言動が支離滅裂で、その動機は新たな物語であるBORUTOの現在に至っても謎のままで明らかになっていません。 

今回はそんなカグヤの謎の数々を、カグヤがナルトとサスケによって封印されるまで経緯とともにまとめていこうと思います。 

イッシキへの裏切り

遥か昔、大筒木イッシキと二人組で神樹の後を追い、地球へ着きました。

しかしカグヤはイッシキを裏切り瀕死の状態へ追いやりました。

イッシキはその付近にいたジゲンという修行僧に寄生。

カグヤは竹林に輝きながら降りたところを当時のソの国の国主であるテンジに拾われました。 

領土問題によって敵国となっていたカの国の回し者と誤解されて殺されかけましたが瞳術らしき能力で一蹴し、その地に居つくことになります。 

この当時のカグヤの性格は六道仙人である大筒木ハゴロモが言うには「女神」そのものであり、争いなき平和を望んでいたそうです。 

この後テンジと結ばれたと思われます。 

あっさりと開放する力

その後、挑発を続けていたカの国がソの国への侵攻を開始し、劣勢に陥る中で匿われるために滞在していた屋敷にも攻め込まれますが、これも瞳術でカの国の兵士を一蹴しました。 

しかし、この力が周囲の恐怖を誤解を呼び、テンジ率いるソの国の軍勢から追われる身となってしまいます。二人の子を身ごもった身ながらも一族の使命を果たすべく神樹のもとへ向かうが、たどり着いた時点で追っ手に追いつかれてしまいます。 

付き人のアイノはカグヤの誤解を説明しようと試みて犠牲になるなどしましたが、なんとか神樹の根元にたどり着き、我が子を守るために神樹の実を口にし、額に輪廻写輪眼を開眼すると共にチャクラを宿してナルトたちと戦った時の姿へと変貌をとげました(ハゴロモ曰く、このあたりからおかしくなったとか)。 

追っ手を止めるために黄泉比良坂によって異空間を開くことで月を召喚し、無限月読を発動しました。

ただ、一部は人間を絶やさないために記憶を改竄した上で解放しました。 

謎のしきたり、雑になる統治 

術の発動からしばらく後になり、双子である大筒木ハゴロモとハムラを生み、その地を治め始めます。

しかし、神樹に対して行う「しきたり」への反対から民衆による反乱が相次ぎ、それを鎮圧すべく城を空けがちになります。

この過程で個人的な恨みもあったのか、カの国の者を全滅させていたために「女神」から一転「暴君」と噂されるようになりました。 

息子たちすら殺めようとするわけ

そしてある時、ついにハゴロモとハムラに神樹のしきたりの真実を知られていまい、今まで育ててきた息子たちにすら裏切られたと絶望したカグヤは、村に帰ってきたハムラを瞳力で洗脳し、人質にとってしまいます。 

ハムラと同じく仙術(仙力)の修行を終えて帰郷したハゴロモに何故このような恐ろしいことをするのかと詰め寄られた際には、いずれ空からやって来る愛など知らず力しか通用しない脅威に対抗するための白ゼツを量産するためだと答え、ハゴロモの愛を逆手にとり、殺せないであろうハムラを操ってけしかけ、勝負を挑ませました。 

しかし、これがハゴロモの万華鏡写輪眼と輪廻眼の開眼、ハムラの仙力会得という結果を招いてしまい、分散したチャクラを回収するためついにカグヤ自身が、そしてそのカグヤを守るために神樹が十尾に変化して兄弟に襲いかかりました。 

数ヶ月にも及ぶ激闘、地上に甚大な被害をもたらしながらも最終的には息子たちに陰と陽の印を身体に刻まれ、封印されてしまいます。 

直後に復活の機会を狙うためにカグヤの意志をもった黒ゼツを産み落とすも、それ以上の抵抗はできず、地爆天星の核として大量の岩石に封じ込められ遥か上空に飛ばされたのでした。 

やっと復活するも再び封印

復活から封印まで

そして長い年月が流れ第四次忍界大戦の終盤、ついにマダラが無限月読を発動し、ナルト、サスケ、サクラ、カカシ、黒ゼツに取り憑かれたオビト、穢土転生の歴代火影以外の全生物を「神 樹界降誕」で拘束してしまいます。 

機は熟したとしてカグヤの意志である黒ゼツはマダラを裏切り、無限月読にかかった忍たちのチャクラを人柱力であるマダラを触媒に十尾へ注入し、カグヤが復活しました。 

復活したカグヤによってナルトとサスケは、サクラ、カカシ、オビトとともに異空間へ強制的に転移され、戦うこととなりました。最終的にはハゴロモから得た陰と陽の力によって黒ゼツもろとも封印することに成功します。 

分離する尾獣、新たな空間の始まり 

ナルトの「仙法 超尾獣螺旋手裏剣」を受けたカグヤは、取り込んでいた尾獣のチャクラが呼応したことで分離しかけます。 

九つの尾獣が顔を出す中、見覚えの無い姿の化け物が。 

額に輪廻写輪眼を持ったうさぎのような姿をした獣…この正体は明かされませんでした。 

この後にカグヤから出ようとした尾獣のチャクラは安定し、カグヤの「膨張求道玉」へと変化。 

拘束していた忍たちのチャクラを吸い込みながら巨大化していきます。 

黒ゼツはこの現象を「新たな空間の始まり」だとしました。 

最終的にこの求道玉が新たな空間となることは、ナルトたちがカグヤを封印したことによって阻止されました。 

しかしカグヤが新たな空間を誕生させることで何をしようとしていたのかは明かされませんでした。 


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