【BORUTO】原作第2部19話(99話)『木ノ葉丸ちゃん』振り返り【ボルトネタバレ考察】      

考察

※読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。      

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アラヤの刀が粒との戦闘の鍵となり、優勢に。 
しかし、粒には戦況を変える策がありました。 
かなり追い詰められた忍たちに秘策はあるのでしょうか。 
戦闘の行方、そして木ノ葉丸の運命はいかに―――

今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。              
またそれをもとに、個人的な考察を述べていこうと思います。                

皆さんの感想もコメントでお待ちしています。             
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皆で意見を共有しましょう。    

18話(98話)『寝言は寝て言え』の振り返り、考察はこちらの記事で。

【BORUTO】原作第2部18話(98話)『寝言は寝て言え』振り返り【ボルトネタバレ考察】     
「娘・アケビの再現」が長年の悲願であったアマド。しかし、彼の望みが実現するかどうかは神術「楔」を持つカワキにかかっています。アマドとカワキの交渉の結果はいかに…!一方、棘魂を回収する作戦では、恐れていた事態が訪れそうです。今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。

原作第2部19話(99話)『木ノ葉丸ちゃん』振り返り

「磁鉄粒封刃」の秘話 

過去回想。 

シンキはアラヤの刀に、自分のチャクラを込めています。 

アラヤに返したシンキによると、この刀を扱うアラヤの風遁剣術と併用することで、砂鉄をある程度使えるようになるとのこと。 

シンキはアラヤに力を与えた理由として、全ては我愛羅を守るためだとしています。 

義理の父親である我愛羅に意識が向いているシンキを見て、アラヤはヨドのことも見たらどうかと気づきを促します。 

シンキはアラヤに、「口を開けばヨドのことばかりだな」と返します。 

気を取り直して… 

アラヤはシンキの言葉にそうではないと否定しました。 

場面は現在。アラヤが刀を構え、「磁鉄粒封刃」を使用。 

ミツキを操っていた粒の砂鉄が、吹き飛ばされました。 

アラヤは木ノ葉の忍二人(ミツキとサラダ)に攻撃を指示。 

人神樹・粒が操る砂鉄にはアラヤが対応するようです。 

まるで「自然系」 

しかし闘志に火がついた粒。 

彼の背後にある神術「爪痕」から、大量の砂鉄が取り出されます。 

そのまま攻撃してくる粒の砂鉄に、アラヤは連続で対処。 

サラダは「火遁・豪火球の術」で攻撃を仕掛けるも、粒の砂鉄は防御用にも用意していました。 

粒の背後からはミツキが、仙人モードで「潜影蛇葬」。 

地中から数匹の蛇を飛び出させて粒の自由を奪います。 

ミツキは残りの蛇で「仙法・大蛇雷」のような攻撃。 

しかし、粒は自身を砂鉄に変えて実体を隠しました。 

粒の実体 

ヨドが聴力で粒の微かな動きを感知。 

アラヤはヨドが感知した方向に刃を向け、砂鉄を集めました。 

現れたのは粒。粒は刀の効果に驚いている様子。 

訪れたチャンスに、ミツキは3匹の蛇を粒へ向かわせ、噛みつかせました。 

粒はダメージを受けている様子。再び砂鉄の状態になります。 

粒が実体で現れた瞬間、サラダが「写輪眼」を生かし、「千鳥」で貫きます。 

粒の右脇腹辺りが損傷しました。 

木ノ葉丸の意図はいかに 

その頃、もう一方の木ノ葉丸は、人神樹・祭の「木ノ葉丸ちゃん」という呼び方を巡って口論となっている。 

そう呼びたいだけと言う祭に対して、木ノ葉丸は嫌だと強調。 

祭はモエギとの差に不公平を感じています。 

祭の怒りはさらにヒートアップ。首周りの衣服のようなものの材質を変え、木のようなものにして操ります。 

木ノ葉丸は祭によるこの木に包まれ、追い込まれます。 

運命の特異点、様子を見守る 

この様子を見ていたエイダ。 

彼女によると、「木ノ葉丸ちゃん」と呼ばれることを許容する関係性が重要と分析。 

彼女はそのまま果心居士に連絡。 

  • 木ノ葉丸が大ピンチ 
  • サラダたちの側もどう決着するのかはわからない 

と伝えました。 

ボルトは現場に駆け付けたいとする気持ちをぐっと堪えています。 

居士もいまではないとしています。 

十羅の持論 

場面は変わり、人神樹の拠点でのシーン。 

人神樹・十羅が様々な仮説を唱えます。 

  • 生命は、本能の赴くままに進化へまい進することが思想 
  • 人間たちはその社会性ゆえ、進化を求める本能を曇らせる(致命的な問題) 

人神樹・虫は、自分たちには関係の無いことであると考えていました。 

しかし十羅は、そうではないと言います。 

知性がもたらす弊害には人神樹にとっても深刻な問題があるようで、その正体が「愛」だと考えています。 

木ノ葉丸のピンチは続く 

場面は、祭が木ノ葉丸を取り込もうとしているシーン。 

冷静になれない祭に、木ノ葉丸が落ち着かせようとします。 

その結果、祭は木ノ葉丸を捕食することで自身の苦しみを解消しようと考えました。 

人神樹の課題 

場面は、再び人神樹の拠点へ。 

十羅は新猪鹿蝶との戦いを振り返ります。 

  • 猪鹿蝶は優秀な忍であったはずが、理解不能な行動が目立っていた 
  • 彼らも「愛」によって思考を狂わされたのではないか 

以上のように考え、「愛」が重大な不具合を起こすものであることは看過できないとしています。 

全ての人神樹は、その本能から、「愛を理解し、克服せよ」と警鐘を感じている様子。 

形勢逆転 

そして場面は、粒との戦闘へ。 

ヨドが上空の粒を感じ取り、アラヤが刀で砂鉄を集めます。 

粒が形作られていく中で、粒の「爪痕」から飛び出したのは「爪アカ」。 

爪アカは粒から次々に降りてきます。 

ミツキが「仙法・大蛇雷」、サラダが「火遁・鳳仙華の術」で対応。 

しかし、彼らの攻撃をもってしても仕留めきれない量の爪アカが湧いて出てきます。 

爪アカは瞬く間に忍の周囲に降り立ち、攻撃を仕掛けます。 

その圧倒的な数にヨドは対応しきれず、背後から爪アカに噛みつかれてしまいます。 

このままでは「木」になってしまうヨドを助けるために、噛みついた爪アカに刀を振ります。 

しかし、ヨドの爪アカとの距離が近すぎたためか、刀を振り切ることは出来ませんでした。 

抜こうとするも中途半端なところまで切れていることから、アラヤはなかなか抜けそうにない様子。 

頼みの綱が没収 

そこに粒が現れ、刀が入った爪アカを近くの別の爪アカの「爪痕」に押し出します。 

これによってアラヤの「磁鉄粒封刃」ごと回収。どこかの空間へ移動させてしまいました。 

粒の砂鉄に対抗する術をなくした忍たち。 

そして祭に今にも取り込まれそうな木ノ葉丸。 

果たして、状況を打開できるかどうか―――

原作第2部19話(99話)『木ノ葉丸ちゃん』考察 

「磁鉄粒封刃」の秘話 

アラヤの新能力 

アラヤの持つ「磁鉄粒封刃」は、シンキから付与された力を使うことで、砂鉄を操作することができる特殊な刀でした。 

アラヤが元々扱うことができた風遁剣術に乗せることでその力が発揮されるようです。 

粒に没収されてしまいましたが… 

とはいえ、アラヤが風遁を使用できるというのは新たな情報です。 

シンキとの協力技もあるとのことなので、アラヤにはまだまだ見どころがありそうです。 

アラヤには「器」の素質がある? 

アラヤの名前の由来は「阿頼耶識」にあるかもしれません。 

阿頼耶識とは、大乗仏教の瑜伽行唯識学派の概念で、意識の中でも最も深い層にあるものを指します。 

その中でも「阿頼耶」の部分は「蔵」や「容器」を意味します。 

この蔵に何が入るのかと言うと、「業」、つまりカルマが入るのです。 

神術「楔」は英語で”karma”と表記されています。 

【BORUTO】ボルトやカワキに刻まれた楔(カーマ)の考察まとめ 
大筒木一族の神術の一つである「楔(カーマ)」。ボルトの物語はここから始まったといっても過言ではなく、楔を埋め込まれた者は、世界の命運を左右する存在へと変貌することになります。この「楔(カーマ)」という名前、様々な意味を持っているような気がしませんか?

アラヤは名前の観点で、ボルトやカワキ以上に大筒木の「器」としての強い宿命を持っていると言えるのです。 

粒の実体  

粒の厄介な能力が判明しました。 

なんと自身の体を砂鉄に変え、分散することができるようです。 

粒はこの能力を利用して、巻き付いた蛇から脱出しました。 

物質は異なりますが、まるで鬼灯一族の秘伝忍術「水化の術」のようです。 

「磁鉄粒封刃」で砂鉄になった粒を出現させることで隙を作っていましたが、後にこの刀は奪われます。 

この厄介な能力にどう対処するのかが、これからの注目ポイントです。 

木ノ葉丸の意図はいかに  

祭が少し勢い余ってしまえば、食べられてしまいそうな木ノ葉丸。 

木ノ葉丸の状況は、依然大ピンチです。 

ただここまでくると、木ノ葉丸が祭のことを探っているようにも見えてきます。 

敢えてギリギリまで隙を見せることで、祭から重要な情報を引き出そうという意図があるのかもしれません。 

捕食しようとしている祭ですが、葛藤はあるはずです。 

十羅の持論 

人神樹は「愛」に興味があることが判明 

十羅は、知性の弊害の一つとして、「愛」という概念があると発言しました。 

進化を目指すという理想のもと、人神樹は愛を克服しようとしているようです。 

十羅は7話(87話)『太陽の行方』で、「疑問」があると発言しています。 

この疑問も「愛」に関するものなのではないでしょうか。 

【BORUTO】十羅の「疑問」とは…神樹の人数と標的の理由【ボルト考察】 
7話(87話)『太陽の行方』の最後、十羅は本を読んで「無知の知」を自覚していました。そんな十羅は読んでいた本を読んでもわからない答えを探していました。その答えがうずまきナルトにあるということだそうですが、一体十羅はどのような疑問を抱いたのでしょうか。

ヒマワリの驚愕の能力が判明 

十羅がしれっとすごいこと言っちゃってます。 

いのじんは命を落としていたようです。 

しかし、14話(94話)『務め』ではサクラがいのじんの生存を確認しています。 

つまり、「ヒマワリが自覚せずにいのじんを生き返らせた」ということですよね。 

ヒマワリ、完全に「進化」しています。もはや忍術の域ではないです。 

「六道仙人モード」のナルトでもここまでの再生能力は確認されていません。 

「愛に狂わされる」と言えば… 

愛を知ったうちはの者がその強い感情を失った時… それがより強い憎しみに取って代わり 人が変わってしまう 

NARUTO -ナルト-巻ノ六十五ナンバー619:悪に憑かれた一族|岸本斉史 

この話、かなり重要です。 

これから登場人物たちが「愛」についての理解を深める中で、間違いなく取り上げられると思われることが、「うちは一族」についてです。 

愛が生命を狂わせる代表例と言えます。 

人神樹もうちは一族のルーツに関わる存在ですし、人神樹・左はサスケのコピーです。 

愛を通して、うちは一族のさらなる謎が明らかになるはずです。 

形勢逆転 

四人の忍と人神樹・粒の戦闘は19話終了時点で、忍側が劣勢になりつつある状況です。 

粒への攻撃の隙をつくりだしていたアラヤの「磁鉄粒封刃」は、粒が神術「爪痕」を利用したことで没収されてしまいました。 

しかし、忍側にはまだ手があるはずです。というより、「眼」があります。 

サラダは、「千鳥」の使用時に絞って「写輪眼」を発動させていました。 

チャクラ消費が激しいとはいえ、かなり露骨な温存に見えます。 

何かより多くのチャクラを必要とするとっておきがあるのではないでしょうか。 

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