【BORUTO】十羅の「疑問」とは…神樹の人数と標的の理由【ボルト考察】 

考察

※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新14話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。 

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7話(87話)『太陽の行方』の最後、十羅は本を読んで「無知の知」を自覚していました。 
まるで哲学者ソクラテスのようです。 

そんな十羅は読んでいた本を読んでもわからない答えを探していました。 

その答えがうずまきナルトにあるということだそうですが、一体十羅はどのような疑問を抱いたのでしょうか。 

他の神樹の標的との関連性を調べた結果、見えてくるものがあったので紹介したいと思います。   

皆さんは、ナルトなら答えられる問いは何だと考えていますか?コメントお待ちしています。   

コメントするのがハードル高いなという方は「問い合わせフォーム」でも大丈夫です。公開しないでという文言があれば公開はしません。                     

皆で意見を共有しましょう。 

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7話(87話)『太陽の行方』の振り返り、考察はこちらの記事で書いています。

【BORUTO】原作第2部7話(87話)『太陽の行方』振り返り【ボルトネタバレ考察】
ミツキが大切にしていた「太陽」…それはエイダの神術「全能」によってカワキであると認識、見失っていたようです。まるで日食です。今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。それをもとに、個人的な考察を述べていこうと思います。

「無知の知」とは 

十羅はこのようなことを言っていました。 

「知識」がむしろ自覚させるのだ 己の「無知」を 

BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-7:太陽の行方 |岸本斉史・池本幹雄

これが「無知の知」です。 

古代ギリシアの哲学者ソクラテスを説明する際に使われる言葉で、「自己が知らないことを知っていると思っていること」を意味しています。 

自分たちが何をすべきかを探すために、自分の「知識欲」に従って人間による書物を読んでいたところで、この「無知の知」に辿り着いたように見えます。 

神樹の人数は「愛の表現」の数 

しかし、本を読んでも十羅の疑問の答えには辿り着かなかったようです。 

十羅に曰く、その答えはナルトにあるようです。 

読者の私たちからすると、そもそもその問いの内容すらもまだ知らないです。 

答えを解き明かす前に、まずはその問いから考える必要があります。 

そのヒントとなるのが、神樹たちが5話(85話)『標的』で新たに定めた標的です。 

原形(原型) 名前 標的 
無し(十尾そのものの化身) 十羅(ジュラ) うずまきナルト 
モエギ祭(マツリ) 猿飛木ノ葉丸 
サスケ左(ヒダリ) うちはサラダ 
バグ虫(マムシ)エイダ 
神樹4人の情報まとめ

彼らの標的の共通点として挙げられるのが、彼らのベースとなっているであろう人物が元々何らかの好意、「愛」を抱いている対象であるということ。 

十羅のベースとなる存在は依然不明となっていますが、他のベースを見る限りそれぞれが好意を示していた描写が過去にありました。 

ただ、それぞれが抱いている「愛」、少し種類が異なっていることがわかるでしょうか。 

この愛の種類が、ある「4つの表現」にちょうど当てはまっていると考えています。 

【BORUTO】神樹たちの標的への食欲は「好意」?説【ボルト考察】
最新5話にて、4人の神樹たちが各々の「本能」に従い、大筒木ではない「人」の標的を定めました。ここで一つ、違和感を覚えた方がいたかと思います。今回はこの違和感から浮かび上がった「神樹たちの標的への食欲は好意からくるものなのではないか」という説を紹介します。

神樹の愛への興味 

その「愛の表現」とは古典ギリシア語での言葉で、

  • アガペー (自己犠牲的な愛)
  • フィリアー (隣人愛)
  • ストルゲー (家族愛)
  • エロース (性愛)

の4つがあります。 

これらが神樹たちのベースの人物から標的への好意と対応していると考えています。  

原形(原型)名前 標的 興味を持った愛
無し(十尾そのものの化身) 十羅(ジュラ) うずまきナルト アガペー(自己犠牲的な愛) 
モエギ祭(マツリ) 猿飛木ノ葉丸 フィリアー(隣人愛) 
サスケ左(ヒダリ) うちはサラダ ストルゲー(家族愛)
バグ虫(マムシ)エイダ エロース(性愛) 
神樹4人の情報と興味まとめ

ここまでから、神樹たちはそれぞれの愛について興味を持っているのではないかという可能性が浮かび上がります。 

十羅の疑問を考えられる要素の一つになり得るのではないでしょうか。 

十羅の疑問 

十羅の疑問、それは「自己犠牲的な愛とは」 

というのが結論になってもおかしくはないと思うのですが、個人的に十羅に関してはまだ先があると思うのです。 

うずまきナルトが理解する「自己犠牲的な愛」とは、「忍」であるとも言えるのではないでしょうか。 

「忍とは」これが十羅がナルトに問いたい疑問だと考えられそうです。 

78話『大馬鹿野郎』で「火影を目指す忍」としてボルトを命を懸けて守ろうとするサラダに対して、カワキはこう言いました。 

火影……… 忍か…… …やっぱりお前ら忍ってのは 早死にする運命だ 

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ二十ナンバー78:大馬鹿野郎

これはカワキの疑問にもつながると思われます。 

自分の大切な存在を守るためにたとえ自分自身が犠牲になるとしても立ち向かおうとする忍たちを見ていて、理解ができていなかったように見えます。 

この気持ちや意志を現在最もよく理解している人物の一人がナルトだと言えます。 

カワキがボルトを始末するためにナルトとヒナタを封印したときにも、ナルトはこう言っています。 

オレがそうはさせねえ…… お前はボルトより先に オレを殺す事になるぞ… それでもやるのか…? 

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ二十ナンバー77:迫る時

ナルトはボルトだけでなく、里の人々全員のことを家族だと考えています。 

これまでも忍の里の長である火影として、皆を守るために命を懸けて戦ってきました。 

まとめ 

個人的に考えている十羅の疑問の内容は、「忍とは」というものです。 

それは神樹たちが4人であること、彼らのベースとなっている人物が標的に抱いている好意の理由にもなる、古典ギリシア語での「愛」を表現する4つの言葉がヒントとなっています。 

その中で十羅はアガペー(自己犠牲的な愛)に興味を持っている可能性があります。 

このアガペーを持つ者こそが「忍」なのではという考えに至りました。 

十羅は忍についてナルトに問うかもしれないです。 

さらに、これについてナルトがどう答えるかまで考えたところ、具体的な言葉まではまとまっていませんが、ヒントとなるかもしれないシーンがあります。 

一人で背負い込むなって… もっと頼ってくれよ オレたち仲間をよ…

木ノ葉や…父ちゃんが「殻」に目ェつけられてよ…… 責任感じてンのかも知んねーけど そりゃ別にお前のせいじゃあねェ… どっちみち悪ぃ奴らを放っとくなんてできねェんだ オレらはよ… それが「忍」だ お前も同じなんじゃねえのか? 

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ十五ナンバー58:馬鹿と鋏とクソ野郎 

大筒木イッシキ戦を経て、ナルトを守りたいとする気持ちがより一層強くなったカワキにボルトが言った言葉です。 

ナルトのサスケを気にする想いもそうでしたが、ボルトがカワキの気持ちを思いやること、気持ちを共有することは、忍の考え方の根幹にあるものの一つである気がしています。 

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