【BORUTO】今、自来也を振り返ることに意味がある【NARUTO】

解説

※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新3話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。   

伝説の三忍、その中でも忍を「忍び耐える者」であることを説いた偉人、うずまきナルトの師匠でもある自来也。 

三忍の中では唯一亡くなってしまった存在ですが、現在、三途アマドというお騒がせ技術者によって自来也のクローンである果心居士が誕生してしまいました。 

大筒木イッシキは果心居士にこう言いました。 

遺伝子には……人には「宿命」がある……あの男は強い「宿命」を「変革の星」を背負っていた…… 

今なら理解できる アマドは縋りたかったのだ……あの男の強い「宿命」に……「変革」の僅かな可能性に……

伝説の三忍 自来也のクローン 果心居士……

ここで死ぬ事もまた その遺伝子の「宿命」だ

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-巻ノ十二ナンバー47:宿命

  結果は戦闘不能になりましたが、逆口寄せの術によって離脱して逃れることが出来ました。 

そして、再登場の可能性が出てきた今こそ、自来也がどう忍び耐え抜いてきたのかを振り返ることで 、果心居士の真の「宿命」とは何なのか考えるヒントが得られるかもしれません。 

今回はこれらを考えてみようと思います。  

果心居士の「宿命」とは、弟子を正しく導き、託すことだと思ったのですが、皆さんはどう思いますか?コメントお待ちしています。      

コメントするのがハードル高いなという方は「問い合わせフォーム」でも大丈夫です。公開しないでという文言があれば公開はしません。           

皆で意見を共有しましょう。 

自来也の生き様

仙人修行

自来也はアカデミーに卒業し、下忍となり、当時上忍だった猿飛ヒルゼンの班に綱手、大蛇丸とともに配属となります。 

ヒルゼンが使った口寄せの術に魅せられて、自来也も口寄せの術に挑戦するも、契約をすることなく印を結んでしまったことから、蝦蟇たちの住処である妙木山へと飛ばされることとなります。 

蝦蟇の長である大ガマ仙人(ガマ丸)の見た夢に登場した予言の子として迎えられ、仙人モードの修行をする日々が始まり数年した後、ガマ丸から

  • いずれ一人前の忍として弟子を持つようになる
  • その弟子が忍の世に大きな変革(今までにない安定もしくは破滅)をもたらす
  • その変革者を導く存在として大きな決断を迫られることになる
  • 世界をめぐり、本を書くことが重要である

との予言を受け、旅に出ました。 

弟子探しの旅

旅の中で様々な人物と出会いますが、変革者と思われる人物と出会うことはなく、中断となりました。 

当時の忍の世界は戦いで荒れており、第三次忍界大戦では木ノ葉隠れの里の戦力として綱手、大蛇丸とともに戦うことになります。 

その時に交戦した雨隠れの里の長である「山椒魚の半蔵」から、自来也たちを「木ノ葉の三忍」としてその実力を認められることとなり、戦乱の世に知れ渡ります。 

その戦いの最中、三忍は戦争孤児である長門、弥彦、小南と出会います。自来也は悲惨な境遇にいる子供たちを見捨てることが出来ず、それぞれで生きられるようになるまで面倒を見ることにしました。

その中で弥彦と長門が襲撃を受けることになりますが、長門が輪廻眼の力に目覚めその脅威から身を守ります。

自来也はこの能力に気づき、予言にあった変革者であると推測し、子供たちに忍術の修行をつけます。

弥彦は自分たちを守るためとはいえ、人を殺めてしまったことに思い悩む長門に、

「その「痛み」を知っているからこそ優しくなることができる それが人であり、成長であり、考えるということである」

と諭しました。 

予言の通り、生活の中で本の執筆も行っていた自来也でしたが、長門の

「世の中を平和にするために重要なのは、そのために諦めないことである」

という意見をヒントに、物語の主人公の人物像を決め、丁度その時ナルトの乗っていたラーメンを食べていたことから、名前を「ナルト」と命名します。 

三人との別れ

子供たちと出会ってから三年が経ち、一人前に育ったとして、いつかの再会を願い自来也や三人の子供たちと別れました。大戦は続いており、自来也たちはさらに戦果を上げて、ついに「伝説の三忍」と呼ばれるようになります。

しかし、別れた子供たちは半蔵に追い詰められ死亡してしまったという訃報を受け絶望します。

その中で、自来也が担当した弟子の一人である波風ミナトの活躍もあって、木ノ葉はようやく勝利を収めることになります。

弟子の死による悲しみが消えないながらも、忍界が戦いから落ち着いてきたことから、新たに弟子を探そうと考えるようになります。 

当時三代目火影であった猿飛ヒルゼンが高齢となったため、次の火影を決めることになります。四代目火影に就任したのは波風ミナトでした。

立候補していた大蛇丸は里を出て抜け忍になろうとしました。

自来也は力ずくでも連れ戻そうと説得を行いますが、大蛇丸は戻ろうとはしませんでした。 

その後、新しく火影に就任したミナトにはうずまきクシナとの子供の誕生が間近に控えていました。

自来也はミナトの家を訪れた際に以前から執筆していた「自来也豪傑物語」の主人公の名前を息子にもらいたいと言われたことを承諾し、うずまきナルトの名付け親となります。 

ナルトとの出会い

ナルトとの出会いは、中忍試験の三回戦予選終了後でした。自来也が女湯を覗いているところでナルトと遭遇します。 

自来也の術にほれ込んだナルトから修行をつけてもらうように頼まれます。

当初の自来也は覗きナルトからをばらされたことから気を悪くし、ナルトに冷たい部分があったものの、ナルトのお色気の術に魅了されて、修行をつけることにします。

ナルトに九尾のチャクラコントロールと扱い方、口寄せの術を教えました。 

木ノ葉崩し

木ノ葉での中忍試験を混乱に陥れた大蛇丸たち音隠れの里の勢力による襲撃、「木ノ葉崩し」では、木ノ葉に加勢し、口寄せした蝦蟇と共に大蛇丸によって里に送り込まれた大蛇と戦いました。

「木ノ葉崩し」は、既に亡くなっていたミナトの代わりに火影を務めていた三代目、ヒルゼンが命を犠牲に大蛇丸を戦闘不能にしたことで幕を閉じました。

自来也は五代目火影の推薦がかかりますが、これを拒否し、綱手を推薦。

当時行方不明だった綱手を探しにナルトともに出かけます。 

旅の目的には、綱手の捜索のほかにも、ナルトの修行やナルトを綱手にあわせてみたかったこと、九尾を封印されたナルトを謎の組織「暁」から守ることもありました。

綱手探しの旅 

旅の中ではナルトに対してミナトの開発した術「螺旋丸」を教えます。 

また、ナルトとサスケが暁に襲撃されたところに駆け付け、逆に追い詰めますが逃がしてしまうという出来事もありました。 

ついに綱手の情報を掴み、接触しますが、火影就任の件は拒否されます。説得しようと酒の席に誘いますが、綱手に毒を仕込まれたことによって行動不能となります。 

そんな中、ヒルゼンとの戦闘で使い物にならなくなった自身の手を治療してもらうために大蛇丸が綱手と接触したことで戦闘が始まります。

毒が効いて思うように力が出ないながらも戦闘へ出向き、なんとか綱手とともに大蛇丸を退けます。その後、ナルトの活躍もあり、綱手は五代目火影の話を引き受けます。 

ナルトたちのサスケ奪還任務失敗後、サスケをすぐに大蛇丸のもとから奪還するよう焦るナルトに対して、サスケが大蛇丸に取り込まれるまでにはある程度の猶予期間があるという説明をしたうえで、サスケを連れ戻せるように力をつけるための修行の旅へナルトを連れ出します。 

諜報活動

2年半後、木ノ葉へ帰還。それから、里の外で暁に関する情報の収集を行ったことによって風影の我愛羅が暁によって攫われたことを知り、綱手に伝えました。

ナルトには九尾の危険な力についての忠告をしました。 

以降も里外の情報収集を中心に活動し、大蛇丸がサスケに殺されたことや、暁のリーダーであるペインの情報を綱手に伝えました。

その後、危険を覚悟で一人ペインのいる雨隠れの里に潜入します。 

ペインとの接触、戦闘

ペインについての情報収集を行っている中でペイン本人に気づかれ、側近の小南とペインからの襲撃を受けます。   

亡くなったと思われていたかつての弟子である小南とのまさかの再会に、ペインの正体を弥彦か長門であると推測。さらに目の前に現れたペイン畜生道の眼が輪廻眼であったことから、長門である可能性を考えました。   

長門は世の平和に必要なものは「痛み」であるとし、そのために禁術兵器を作って多くの人を殺害することで世界に痛みを教える必要があると主張。

ゆがんだ思想に走った上に、師にすら刃を向けるようになってしまった弟子の姿を目の当たりにし、悲しみを覚えます。   

輪廻眼の未知なる力の前に苦戦を強いられますが、妙木山で会得した奥の手「仙人モード」で対抗します。   

未知の力が相手にも関わらず、冷静な敵の能力の分析と的確なタイミングで有効な術を使う技術でペインの畜生道、餓鬼道、人間道の三体を倒すことに成功します。

が、しかし直後に畜生道が予め口寄せしていた修羅道に背後から腕を落とされ一度逃げるが、振り返るとそこには倒したはずの三体を含むペイン六道すべてが終結してしまいます。

倒した三体は地獄道によって蘇生されたようです。この時、ペインの天道に弥彦の面影を見ます。   

六人がかりの猛攻撃を受けますが、畜生道は結界空間に引きづり込み、しとめることに成功。

この時に畜生道がかつて予言を受けて旅に出たときに戦ったことのある忍であることに気づきます。

このまま畜生道の死体を収穫として撤退することも可能ではありましたが、ペインの謎を見抜くチャンスでもあったため二大蝦蟇仙人の一匹であるシマにこれまでの情報と畜生道の死体を持って木ノ葉を訪ねてもらうよう頼み、自身はもう一匹であるフカサクを連れて、残りのペイン達と対峙することを決めました。   

ここでペイン全てが今までにあったことのある人物であることに気づきましたが、修羅道に喉を潰された上に他のペインの集中攻撃を受けたことにより心肺停止の状態に追い込まれます。   

絶命するかと思いきや、走馬灯の中のナルトが見せた「最後まで諦めないド根性」に勇気づけられたことで息を吹き返し、フカサクの背に新たに分かったペインの情報を記し、フカサクを逃がすことに成功するが、修羅道の攻撃で沈められてしまいます。   

自来也の最期

既に身体が限界に達したため力なく海へ沈んでいる中、最後に「諦めないド根性」を呼び起こせたナルトを改めて予言の子であると確信し、全てをナルトに託すことに

自らの自伝に近かった「自来也豪傑物語」の続編のタイトルを、これからのナルトの活躍を見越して「うずまきナルト物語」にすると決めて笑顔で絶命しました。   

いかがでしたでしょうか。イッシキとガマ丸の言葉から、果心居士と自来也は、似た宿命を持つ存在であることを感じさせられませんか?であるとするならば、考えらえれることがいくつも出てくるかと思います。

【BORUTO】果心居士の宿命を考察する【NARUTO】
伝説の三忍、その中でも忍を「忍び耐える者」であることを説いた偉人、うずまきナルトの師匠でもある自来也。三忍の中では唯一亡くなってしまった存在ですが、現在、三途アマドというお騒がせ技術者によって自来也のクローンである果心居士が誕生してしまいました。

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