【BORUTO】神術「千里眼」とは?エイダによって監視された忍界を解説【ボルト解説】 

解説

※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新6話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。   

BORUTOを読んでいるけど、登場人物の行動の意図が詳しくわからないという場合はありませんか? 

この人物はなぜわざわざこんな回りくどい情報伝達の手段を取っているのだろうか、とか。 

もしかするとその要因の一つにこの能力、「千里眼」があるかもしれません。 

今回は神術「千里眼」の効果を中心に、この能力が物語や登場人物にどのような影響をもたらしているのかを解説します。 

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BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX- 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
ジャンプコミックスDIGITAL「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」1巻、2月2日配信スタート!! ※配信日は変更になることがあります。ご了承ください。

千里眼とは 

「千里眼」とは、神術の一つです。 

神術とは、忍術や仙術の上位にあたる能力の数々です。 

術者の一人には、エイダがいます。 

千里眼の効果 

「千里眼」は、術者の出生時から現在までの世界の全てを見通すことができる能力です。 

エイダは第1部時点で16歳、3年経った第2部では恐らく19歳くらいだと思われるので、その間の出来事を全て見ることが出来ます。 

一度に世界全体を見ているというよりは、見たい時と場所に自分の意識を飛ばしている感覚とのことです。 
「千里眼」という術の名前ですが、見ている場所で鳴る音を聞くことまでできるようです。 

ここで言う「世界」というのは、エイダのいる星全体のことです。 
どこまでを視野としているかははっきりと明言されていませんが、宇宙全体までは見通せませんし、どこかで限界があると思われます。 

詳しくはこちらの記事でまとめています。

【BORUTO】エイダの神術「千里眼」の死角 【ボルト考察】
エイダの左目の能力である「自身の出生時から現在までの世界の事象」を全て見通すことができる神術「千里眼」。体感的には意識をその場所に飛ばしている感覚とのことらしいですが、万能ではないと思っています。今回は千里眼のできないことについて考えます。

千里眼を持つエイダの立場 

エイダはどんな人物? 

エイダは、当時「殻」に所属していた三途アマドによって改造された実験体の一人です。 

弟に同じく改造人間となったデイモンがいます。 

リーダーのジゲンを超えるほど強力な存在となってしまったことから、二人とも処分される予定でした。 

しかし、処分の担当だったはずのボロはその指示を破り、一度停止した二人を管理し続けていたのです。 

その長い眠りはコードが覚ましたことによって終わります。 

「チャクラの実」を何度も喰らって進化し、「神」になったとされる大筒木シバイの遺伝子情報を用いて改造を施された影響で、エイダは大筒木の能力の一部と二つの神術を身につけました。 

それが「千里眼」と「全能」です。 

神術「全能」 

「全能」の効果の本質 

この能力も世界に影響を及ぼす重要な能力なので少し紹介します。 

この神術「全能」の効果を一言で表すと、「創世」です。 
世界を創り出す能力なのですが、エイダの場合は現状使いこなせていません。 

自分の意思とタイミングで意図した効果を発動させることが出来ない状況です。 

ただ言えることは、エイダの内に眠る「願望」が反映されているということです。 

エイダの「全能」の発動例 

エイダが発動させた「全能」にはこれまでに二つの例があります。 

  • エイダを見た人間は基本的に全員エイダの虜になる(「魅了」と呼ばれる) 
  • 基本的に全ての人間の「ボルトとカワキへの認識」が逆転する 

これらの効果がかからない存在として、大筒木やエイダの血族、一部の例外などがいます。 

「全能」の詳細についてまとめた記事はこちらです。

【BORUTO】エイダの神術「全能」とは?一変した忍界を解説【ボルト解説】 
原作第1部79話『全能』で、エイダの忍術を超えた能力である「全能」が発動したことで世界が変わることとなってしまいました。これによって物語がややこしく感じてしまった方は多いのではないでしょうか。この記事では、79話で発動したエイダの神術「全能」を解説します。

エイダは誰の味方? 

エイダは「全能」から派生した能力である「魅了」が自分の意思と関係なく常時発動していることから、まともな恋愛をすることが出来ていません。 

周りの人間は不自然に自分の虜になってしまうからです。 

そんな中でエイダは、自分の能力が及ばない「大筒木」に注目します。 
特にカワキに対して好意を持ち始めました。 

エイダはカワキと関係を深めるためにデイモンとともに木ノ葉へ移住します。 
コードとの協力関係をやめさせるためのシカマルの提案でした。 

木ノ葉はエイダとデイモンの移住先を用意し、エイダから情報を聞き出せるようになりました。 

しかし、 

  • デイモンという作中最強候補がいること 
  • 「魅了」によってエイダにはリスクを与えられない 
  • エイダの生い立ちなど、不明な点があること 
  • 木ノ葉とエイダの目的が完全に一致しているわけではない 
  • エイダはアマドによって改造されている 

これらから、エイダが全てを話してくれるとは限りません。 

実際に、カワキの指示で嘘をつき、ナルトとヒナタ殺害の罪をボルトに着せました。 

「千里眼」への対策 

そんなエイダを木ノ葉は完全に信頼するわけにはいきません。 

しかしながら、エイダには「千里眼」があります。 
エイダの目が光っている中で、木ノ葉はエイダに怪しまれるような行動をすることも容易ではないのです。 

それでもエイダに見られることなく行うことが出来るやり取りがあります。 
それが「心伝身の術」です。 

山中いのをはじめとする山中一族の秘伝忍術の一つで、心と心で直接会話を可能にする能力です。 

流石のエイダでも心の内容までを直接見ることは出来ません。 
口を動かす必要のないこの通信手段は、「千里眼」を持つエイダに有効だと言えるでしょう。 

他にも考えられる方法はありますが、現在描かれている方法はこれくらいになります。 

因みに、神樹たちはエイダが「千里眼」の使用時に飛ばした意識を察知していました。 
エイダが自分たちに「千里眼」を使用した状況を逆に把握出来る可能性があります。 

「千里眼」が及ぼす物語への影響 

十尾が通常とは異なる進化を遂げたことによって自我を持ち始めた神樹の内の一人が、標的にエイダを定めました。 
自分の「全能」や「魅了」の効果を受けない存在から狙われる危険性が出てきました。 

人型なので「一人」と表現していますが、人間ではないと思われるので、恐らくエイダの能力の対象外です。 

他の神樹も木ノ葉にいるそれぞれの標的を決めて行動し始めます。

エイダは自分の命を守るためにも情報を共有して、木ノ葉と連携する必要が出てくるでしょう。 

また、情報を共有しないと木ノ葉からの信頼が損なわれる可能性もあります。 

しかし、神樹の十羅はなぜかうずまきナルトを標的にしています。 
このままだとエイダが虚偽の報告をしてしまったことがばれてしまう、という状況が生じているのは、話を複雑にしているでしょう。 

「全能」による、「ボルトとカワキへの認識の逆転」の件も含めて、エイダはバランスを取りながら立ち回ることになります。 

神樹の最終目標は大筒木を喰らうことです。その結果、世界は滅亡することになります。 

それを阻止するには、全てを知るエイダの行動がカギを握っていると言えるでしょう。 

まとめ 

エイダは神術「千里眼」の効果で世界の全てを見ることが出来ます。 

しかし、好意の対象であるカワキも含めて、完全に木ノ葉隠れの里との利害が一致しているわけではないことから、全ての情報を共有できるとは限らない状況にあります。 

一方の木ノ葉もエイダからなるべく多くの正確な情報を聞き出したいところではありますが、エイダに依存するわけにもいかないでしょう。 

「ナルトが生きている」という事実を隠した上で全てを守るには、圧倒的な個の力が必要になります。団結力は弱まると言えます。 

エイダが心を開けるか、または、ここにボルトが介入することでどんな変化が現れるかが今後注目するポイントなのではないでしょうか。 

第2部初の単行本が2月2日発売!

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