※BORUTO第2部、最新15話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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— Naruto (@Naruto_Anime_EN) July 23, 2019
第1部79話。父の死の容疑者として、世界中から追われる身となったボルト。
かつて火影の息子として輝かしい未来を約束されていた彼は、一瞬にして全てを失いました。しかし、ボルトは絶望に打ちのめされることなく、木ノ葉隠れの里の外から平和を守る道を選びます。
師匠・うちはサスケと共に木ノ葉の里を後にしたボルト。
世界が敵に回る中、彼は何を思い、何を目指して戦い続けているのか。
物語の大きな転換点となった『抜け忍編』での彼の軌跡を、重要なシーンと共に振り返ります。
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なぜボルトは抜け忍に?
カワキの決意
カワキは木ノ葉の里に馴染んでいくにつれて、ナルトに尊敬の念を抱くようになります。
しかしナルトは、木ノ葉の里の火影として皆を守り続けなければなりません。
未知の脅威が現れたときにはナルトが戦うことになるでしょう。
カワキはナルトが命を失うことを恐れました。
全ての脅威を始末するまでナルトとヒナタを神術「大黒天」で封印することにします。
カワキがボルトを狙う
カワキの不穏な動きを知り、すぐに追いかけるボルト。
カワキはボルトの命を狙っていました。
ボルトは大筒木モモシキによって「大筒木化」した存在。
モモシキに身体を乗っ取られる危険性もあれば、十尾の餌として狙われる可能性もあります。
カワキはその前にボルトを始末しようとしていたのです。
神術「全能」による一変
カワキはボルトの右眼を傷つけました。
しかしボルトを始末するまでにはいかず、木ノ葉の忍が次々に到着。
追い詰められたカワキでしたが、ここでボルトをモモシキが乗っ取ります。
モモシキはなぜかカワキを逃がすように促し、ボルトの意識を戻しました。
モモシキはこの先に起こる「現象」を知っている様子。
カワキが逃げた先には、神術「千里眼」で様子を見ていたエイダの姿が。
カワキがエイダに触れたその時、エイダから星を包むほどの波動が広がりました。
反逆者の汚名を着せられる
モモシキはこうなることを予知していたようです。
エイダは奇跡のような力である神術「全能」を意図せず発動しました。
これによって「ボルトとカワキの立場」が逆転したのです。
カワキを追いかけてきた忍の反応を見て、カワキは何が起きたのかを察しました。
カワキはエイダに「ボルトが火影を手にかけた」という虚偽の証言を話すよう促しました。
「全能」に抗うサスケと共に
「カワキを傷つけたボルト」に恨みの矛先を向けたミツキ。
容疑をかけられたボルトは、逃げることを余儀なくされます。
ただ、サラダとスミレに関しては「全能」の効果が及んでいないことを自覚します。
サラダはサスケに必死の懇願。サスケは「万華鏡写輪眼」を開眼した娘の姿を見て、信じることにします。
逃げるボルトを連れ出し、木ノ葉の里を抜ける選択を取りました。
決意を新たにするボルト
サスケは神術「全能」による絶対的な力に抗っていました。
自分の認識が変わっていくのを感じながらも、サラダの意志を信じてボルトを守ることに決めました。
そこにエイダとデイモンが現れます。
エイダは自身が起こしてしまった現状についてボルトに謝り、ボルトが木ノ葉へ戻ってくるまでの間は「千里眼」で捜さないと約束しました。
ボルトはカワキの気持ちを実感します。
ボルトは、自分の正義を示し、いつかカワキと喧嘩することで決着させることに決めました。
世界に追われるだけでなく…
ボルトを追う者の中には少し動機が異なる存在がいました。
「殻」最後の残党、コードです。
彼は、崇拝していた大筒木イッシキの命を奪ったカワキをはじめとする人物たちを強く恨んでいました。
彼にも「全能」の影響が及び、最も恨んでいた対象がボルトへすり替わります。
コードは十尾の分裂体「爪アカ」を引き連れ、ボルトを狙うのでした。
サスケとの修業
「うちは流」を体得
ボルトとサスケが木ノ葉を抜けてから1年が経ちました。
ボルトはサスケから「うちは流」の剣術を学んでいました。
ボルトの飲み込みの早さはまさに天才と呼べるものでした。サスケも認めます。
また、ボルトの姿勢を見てきたサスケの心にも変化が現れます。
「なぜサラダがボルトを助けようとしたのか」。サスケはこれを理解しようとしていました。
師匠さえも失うことに…
しかし、ボルトとサスケの前に、コードと爪アカの集団が現れます。
サスケはコードの左眼に傷を入れることができたものの、実力の差を感じていました。
このままでは勝てないと察し、ボルトを庇うことに決めます。
ボルトに逃げてもらうように指示し、一人で立ち向かいました。
その結果サスケは爪アカに噛まれ、木と同化してしまいました。
その後サスケの生存は確認できましたが、救出方法がわかりません。
ボルトは一人になります。
果心居士との再会
八方塞がりの中で
砂隠れの里の忍から逃げるボルト。
岩陰に隠れていましたが、背後から声をかけられます。
そこにいたのは一匹の蛙。蛙はボルトに手を置くように指示します。
ボルトは八方塞がりの状態。蛙に言われるがまま、一か八か手を置きます。
その瞬間、ボルトはどこかへ時空間移動することになりました。
敵として初登場した居士
ボルトが飛ばされた先で待っていたのは、果心居士でした。
「殻」の一員として、ボルトの前に立ちはだかっていた居士。
しかしボルトは、居士が「星の滅亡を阻止する」という目的のもとで動いていたことを知ります。
居士がイッシキと戦っていた様子を見ていたボルトは理解を示しました。
「最悪の未来」を知って…
居士はイッシキとの戦いの末、「未来のあらゆる可能性を視る」能力「十方」に目覚めます。
眼前で繰り広げられる未来の光景から、イッシキを始末しても星は危機から脱することができないと悟りました。
星が危機から脱するには、十尾が進化した存在「人神樹」を止めなければならないようです。
居士が視た未来では、この人神樹によって星が滅亡する可能性が高いと言います。
ボルトの成長が急加速
起こりうる可能性を知ったボルト。一層強くならなければなりません。
ただ、居士の神術「十方」を利用することで「未来でボルトが習得しうる術や技」を現在で教わることもできるようです。
ボルトはこの術の恩恵と自身の才能を生かし、さらにレベルアップしていきました。
螺旋丸「渦彦」、「飛雷神の術」などを習得します。
木ノ葉へ舞い戻る
いつしかボルトを追えなくなっていたコード。
コードはボルトを呼び寄せるため、木ノ葉に奇襲します。
多くの爪アカが無差別に木ノ葉の人々を襲いました。
そこに、ボルトはコードを止めに颯爽と現れました。
緊急事態の中ではありますが、成長したボルトが木ノ葉へ戻ってきたのです。
まとめ
ボルトの抜け忍としての道のりは、失意から始まりました。
父を守ろうとしたカワキの行動と、エイダの神術「全能」により、一夜にして彼は反逆者となってしまいます。
しかし、この過酷な運命は、皮肉にもボルトをより強く成長させることになりました。
サスケとの修業で「うちは流」を会得し、果心居士との出会いで新たな術を習得。
そして何より、逆境に立ち向かい続ける中で、揺るぎない意志を育んでいきました。
木ノ葉の危機に際して帰還した彼の姿は、もはや火影の息子としてではなく、一人の強い忍者として輝いています。
カワキとの決着はまだついていません。
しかし、世界中から追われる身となっても諦めることなく、自分の正義を貫き通すボルトの姿に、真の主人公としての成長を見ることができます。
『BORUTO』は今、最も激動の展開を迎えています。
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