※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新5話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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— NARUTO・BORUTO【原作公式】 (@NARUTO_kousiki) November 15, 2023
皆さん、残念ながら全てはアマドの手のひらの上の出来事かもしれません。
三途アマドは木ノ葉への亡命を、寿命短い大筒木イッシキを消滅させることだけを目的としていたのではなく、その「イッシキとナルトの戦いに決着がつくこと」自体も目的として行った行動なのではと考えています。
仮にナルトが勝てなくて亡くなってしまっても、その場合の次の策を用意していたのかもしれません。
そしてこの結果を利用して、「十尾の進化」という状況にまで発展させます。
今回はなぜ「アマドはナルトが重粒子モードを使う想定だった」と私が考えたのかをまとめました。 皆さんは九喇嘛の消滅がどんな意味を持つと思いますか?コメントお待ちしています。コメントするのがハードル高いなという方は「問い合わせフォーム」でも大丈夫です。公開しないでという文言があれば公開はしません。
皆で意見を共有しましょう。
「ジゲンVSナルト&サスケ」から
この戦いにおけるアマドの狙い
ジゲンとナルト、サスケの戦いは、ジゲンのほぼ勝利に終わりました。
ジゲンは自分の活動限界が近づいたことでひとまずナルトを封印。サスケは時空間忍術で逃げるという結果になりました。
ナルトとサスケは九喇嘛モードと須佐能乎を使い、当時の全てを出した末に敗北しました。
この結果を受けて、アマドであれば、ナルトとサスケがイッシキと戦うことになったら、次こそは助からないか、さらなる奥の手を使うのではないかという考えに至るはずです。
それがあるとするならば、「九尾の最後の力」だろうと踏むかもしれません。
そもそもジゲンの腹部にある黒い生命維持装置のようなものの調整もアマドがうまいこと行っていたのかもしれません。それは果心居士との戦闘にも出ています。
ジゲンは身体がイッシキの力に耐えることが出来ないことから、アマドの生命維持装置に依存していました。
ナルトとサスケの戦いから完全に回復するまでに丸2日かかるほどです。
この戦いを通して、ジゲンの隙を作りながら、アマドがナルトとサスケの実力を測っていたと考えられます。
この戦いがアマドが見せた隙だったとは思えない
アマドの視点から考えると、そもそもこの戦いが勃発したこと自体にも説明をつけなければなりません。
せっかく「殻」から木ノ葉へ逃がしたカワキが、再びジゲンによって帰ってくることになるところでした。
それどころか、後にイッシキを消滅させる計画で重要な時間稼ぎの役割となるナルトとサスケが最悪の場合いなくなってしまう危険性もあった出来事です。
ジゲンはカワキの楔を利用して、直接ナルトの家へ時空間移動してきましたが、アマドがジゲンのこの能力を把握できていないとは思えません。
サスケはジゲンと戦う前、十尾のいる拠点へ調査をしに行っていました。この拠点へアクセスするための座標は木ノ葉へ伝わる計算だったとアマドが亡命後に言っていました。
サスケは十尾とそこに現れたジゲンを見てナルトに報告しようとしていました。そして、ジゲンは十尾からチャクラを得てからカワキを狙いに行きました。
つまり、ジゲンVSナルト&サスケの戦いは、アマドが仕組んだ戦いと考えてもいいでしょう。
アマドがただジゲンに隙を見せたわけではないと考えると、やはりジゲンの体力やチャクラを削りつつ、ナルトとサスケの力を見極めていたように受け取れます。
生命維持装置は、ナルトとサスケに再び戦ってもらうために調整されたものだと思います。
十尾の状態から
イッシキやコードが管理していた十尾は、第四次忍界大戦時のものとは異なる個体で、拠点に乗り込んだサスケの言っていたように、幼体です。
まだまだ未熟であるということがわかると思います。
しかし、原作第2部4話『覚醒』で神樹に進化するという結果になりました。
これはなぜなのでしょうか。
後述しますが、これには様々な要因があると考えています。
ナルトがどう転んでも
人柱力の死亡
ナルトが重粒子モードを使わず、死んでしまった場合の九喇嘛は時間をかけることで復活します。
これに関してはNARUTO原作541話『雷影VSナルト⁉』でエーが言っています。
ただ、どういう過程を経てどこで復活するのかまでは明らかとなっていません。一応、三尾の人柱力だった四代目水影である橘やぐらの死後の三尾は復活後、湖の中に身を潜めていました。
この例から考えると、三尾は封印からチャクラの状態で身体から出て、どこかで自然発生したのかもしれません。
しかし、この例は十尾や神樹がいない場合でのことです。仮に十尾(神樹)がいる場合に尾獣がチャクラ体となったら、十尾(神樹)に吸収されるのではないでしょうか。
イッシキがナルトを始末した場合はナルトのチャクラがなくなると思われます。
カワキの義手のナルトのチャクラもなくなり、イッシキがナルトのチャクラを通してカワキを時空間移動で引きずり出すことも出来なくなるはずです。
アマドとしては、なんとかイッシキの寿命までそばにいるカワキを匿い続ければいいわけなので、失敗が決まったわけではありません。
重粒子モード
それはナルトと九喇嘛が重粒子モードを使った場合も同じだと思っています。
そもそも尾獣が完全に消滅してしまうということがあるのなら、NARUTOという物語が成り立ちません。十尾が復活せず、「無限月読」が出来なくなるからです。
消滅してもチャクラは循環して存在しているはずです。このチャクラが十尾に吸収されて、幼体の十尾が神樹へ進化できるほどの状態に成熟したのではないでしょうか。
その証拠として、原作35話『お前次第』と72話『小さくて、便利』の十尾を見比べてみてください。72話の十尾の方が大きく、頭の角が伸びているのがわかるかと思います。これは明らかに成長していると言えます。
この短期間でここまで著しい成長が見られたのには、大きなチャクラ、つまり九喇嘛のレベルのチャクラがこの期間内で加わったからと考えてもいいのではないでしょうか(原作55話『受け継ぐもの』にて九喇嘛が消失。この後に十尾も登場しますがまだ変わっている感じは見受けられませんでした。ここから九喇嘛が加わるのでしょう)。
そこに進化のきっかけとなったと思われるコードの手が加わったわけです。因みに十羅の要素に九喇嘛が入っている可能性は、全くないとは言い切れません。
つまりナルトとイッシキの戦いが決着して、カワキに新たに楔を埋め込まれさえされなければ、アマドの計画は失敗しないのです。
さらに言えば、アマドの計画は「カワキの楔を利用した娘アケビの転生」だけではないということです。
あの計画に続く
イッシキが消滅した後のコードの行動はアマドによって仕組まれたものである可能性があります。つまり、
- エイダとデイモンの目覚め
- 十尾の神樹への進化
これらはアマドの計算の内で、アマドの計画の一部であると考えられます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
九喇嘛のチャクラは神樹が誕生する条件の一つだったのかもしれません。
果たしてエイダとデイモン、そして神樹を解き放ってアマドは何をするつもりなのでしょうか。アマドの賭けはまだまだ続きます。
神樹に対してアマドがどんな反応を見せるかが気になりますね。神樹の十羅はナルトを狙うため、ナルトを異空間に閉じ込めているカワキと戦うことになる可能性が高まっていますから、カワキを守りたいであろうアマドは何か行動に出るはずです。
まとめ
今回は「アマドはナルトが重粒子モードを使う想定だった」という考えに至った根拠を紹介しました。
- ジゲンとの戦いから次戦の結果を見込んだ
- 幼体十尾の成熟に必要だった
- 十尾が神樹へ進化したのは想定内
これらからアマドの計画に九喇嘛(九尾)のチャクラが重要な役割を果たしている可能性が浮上しました。
十羅に九喇嘛が関わっている可能性というのも微かにあるかもしれません。
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