※BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-原作、最新5話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
Wait a minute? 🧐
— Marcel pi ✨ (@Marcelpi3) December 11, 2023
Did Amado build the otsutsuki’s wall? #BORUTO #BorutoTwoBlueVortex #amado pic.twitter.com/IXcHKhKCRl
大筒木イッシキの消滅直後、十尾のいる拠点にいたコードの前に現れたイッシキ。
もしかするとこの映像はイッシキ本人によるものではないかもしれません。
今回は、このイッシキがアマドによって仕組まれたものであると考えた根拠を説明しようと思います。
皆さんは、コードに語りかけたイッシキは本人だと思いますか?コメントお待ちしています。
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拠点の仕掛け
原作第1部35話(アニメ202話)にて、うちはサスケは墜落した「殻」の飛行船から吸い上げたデータを手掛かりに、十尾のいる拠点の座標を特定。
時空間忍術で辿り着くことに成功しました(三途アマドが意図的に情報を漏らしたことが亡命時に判明)。
そこで様々な情報を得ます。そのひとつが、壁に刻まれた過去に襲来した大筒木一族を示す図柄でした。
そこに触れると、ピンクに輝いて反応し、中央の台座からはその人物のホログラムが浮かび上がりました。
台座の範囲内でそのホログラムが襲い掛かってくる仕組みとなっていました。しかし、実体は無いので何の殺傷力もありません。
デルタの眠る部屋
原作第1部34話(アニメ200話)にて、木ノ葉に侵入したデルタとうずまきナルトの戦闘を監視しながら飛行していた三角形のロボット(侵入したデルタの背中にはまっていたもの)が殻のアジトに帰還し、残りのデルタ二人がカプセルで眠っている部屋の中心の台座にはまります。
すると、そこからピンクの光がカプセルまでいきわたって、アマドが何かしらのキーを入力すると、眠っていた一人のデルタが目を覚ましました。
ナルトとの戦いに敗北し、怒りを露にしています。
どうやら三角形の自律型科学忍具はデルタのバックアップの役目も果たしているようです。
拠点のシステムと同じようにピンクの光が導線を辿っていきわたるという点が共通しています。
アニメで確認しやすいと思います。
アマドの呟き
原作第1部53話でイッシキが寿命を迎え、消滅。
55話で場面は拠点へ。十尾の監視をしていたコードの左手の「白き楔」が反応し、煙のようなものが上がります。そこには消滅したはずのイッシキの姿が。
大筒木モモシキがとどめを刺したボルトに一部の者にしか見えない世界で亡霊のように語りかけてきたように、イッシキもコードに向けて最後の言葉をかけ、「大筒木の意志」を託します…
…そう見えた方は多いのではないでしょうか。私も最初はそう見えました。
しかし、この場面に移った時に描写された大筒木一族の図柄が刻まれた壁にはイッシキの図柄のみ点灯しています(漫画では黒くなっているのがややこしいですが、サスケが点灯させた時と同じで黒く染まっています)。
サスケが潜入したときの例から考えると、イッシキのホログラムが現れて、それがコードに語り掛けていると考えていいのではないでしょうか。
さらには、この話の最後にもう一度拠点のコードが描かれていますが、強調するかのようにイッシキの図柄が点灯しているところも見ることができます。
イッシキのホログラムは何に反応して現れたかについてですが、恐らくアマドの命令に反応したのではないかと考えます。
その根拠として、
- ホログラムは殻も元々使っている技術である
- 反応時にピンクの光が導線を辿って流れる
- イッシキ消滅後にアマドが通信機か何かを通して呟いている
- アマドは楔にデータ組み込むことが出来る
これらの点が挙げられます。
ホログラムのシステムはアマドがつくった(または利用可能である)もので、イッシキが消滅したのをきっかけに通信機らしきデバイスにコマンドワードを言うことで入力。十尾を監視しているコードの楔を反応させ、そこから演出としてイッシキが現れたように見せかけて、実は台座にホログラムを表示している、といった感じでしょうか。
コードはイッシキを異常なほどに崇拝しているので、イッシキが自分に意志を託したとなれば強く信じるはずです。アマドはそこにつけこんだのではと考えられます。
また、アマドはあくまでイッシキの消滅を知らせる仕組みを用意していただけで、カワキが助かるかどうかはシカマルの言葉を聞くまでわからなかったのではないでしょうか。ナルトとサスケ、ボルトがイッシキに勝利するかどうかはもちろん、カワキはナルトのチャクラで動く義手を利用されて時空間移動を強制されました。さらに、イッシキ消滅後にボルトをモモシキが乗っ取ってカワキをさらおうとしていましたから、そこまで読むことはできなかったと考えられます。
この出来事への違和感
つまり、イッシキがコードに話したように見えた内容は、アマドがコードを誘導するためのもので、この出来事以降のコードのしてきたことは全てアマドの意図していることかもしれません。
- エイダとデイモンの目覚め
- イッシキ消滅に関与した者への恨み
- 十尾を「爪痕」で分裂→人を襲う「爪アカ」の襲来→神樹への進化
あたりが挙げられます。
少なくとも、エイダとデイモンに神術を含む力を与えたのはアマドですし、コードの神術「爪痕」と「白き楔」もアマドが与えたものです(白き楔はジゲンも関与)。
自分がコードに狙われること、コードの制限(リミッター)解除も含めて、コードが暴れだすのはリスクとして承知の上で行ったことかもしれません。
しかし、それによって自我を持った神樹という脅威まで生み出してしまったことには疑問が残ります。
神樹たちは現状、「大筒木を喰らう」という本能から、敵にも味方にもなり得る存在です。
エイダとデイモンを目覚めさせたことも含めて、これから現れる新たな大筒木一族に立ち向かうための賭けに出ているのでしょうか。
因みにですが、エイダがイッシキとコードのやりとりを知っているということにも違和感を覚えます。このやりとりが行われた拠点は異空間に存在しているはずなので、エイダの能力である「千里眼」の視界に入っていないのではないかという点です。
仮に全ての異空間が見えてしまったら、物語の進行上、どこかで矛盾が生じてしまうのではないかと考えました。
これもアマドがエイダに情報を共有したと考えていいのかもしれません。
千里眼や拠点にはまだ明らかとなっていない条件や可能性があるのかもしれないので何とも言えないところです。
まとめ
今回は、十尾を監視していたコードの前に現れた大筒木イッシキの姿は、本人が出現させたものではなく、実は三途アマドが仕組んだものなのではないかという説を紹介しました。
これによってコードを煽ることで、アマド自身がほぼ関与することなくエイダとデイモンを目覚めさせ、十尾を神樹へ進化させたことになります。
どこまでアマドの想定の範疇なのか、イッシキ戦の時同様に分かりませんが、まだまだ何か企んでいるのかもしれません。
十尾から進化を遂げた神樹の一人である祭はコードにこんなことを言っていました。
哀れなコード… 思えばあなたはいつだってそう… 自分の意志とは裏腹に 常に誰かに利用される事を運命付けられた道化… 笑えるほどに
BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-ナンバー4:覚醒 |岸本斉史・池本幹雄
神樹たちは持っている能力によってコードのこれまでを知っている可能性もあります。しかしそれ以前に、コードが利用される様を「直接」見てきたのではないでしょうか。
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