なぜ『BORUTO』では強さランキングが通用しないのか【ボルト解説】

解説

※BORUTO第2部、最新15話時点での記事です。読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。    

『NARUTO』から『BORUTO』へ―。 

忍の世界は大きく変化し、戦いの形も進化を続けています。 

改造人間の台頭、大筒木の血を引く者たちの存在、そして人神樹という新たな脅威。 

戦いの形が多様化する中で、単純な「強さ」だけでは測れない状況が生まれています。 

本記事では、なぜ『BORUTO』の登場人物たちの強さを一概にランキング化できないのか、その理由を考察していきます。 

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強さランキングがつけられない理由 

最強候補、デイモンの欠点 

神術「反射」 

デイモンの強さの所以である神術「反射」は、術者に向けられた攻撃や害意が、相手に結果として返ってくるという能力です。 

しかし個人的に考えていることとして、攻撃や害意の無い術や方法であれば有効なのではないかという可能性があります。たとえば、封印術などです。 

特に神術「大黒天」などは一切攻撃をしないので有効なのではないでしょうか 

もう一つの能力 

デイモンは「反射」以外にもう一つ能力を隠しているようです。 

この能力の詳細次第では順位がどうにでもなると思います。 

有力視されている能力は、「チャクラだけでなく、より広い意味での力を感じ取れる」という内容です。 

ランクづけがむずかしいところです。 

相性の要素が大きい   

神術「反射」の欠点次第では、意外な人物がデイモンに勝利してもおかしくない状況となります。 

カワキが「大黒天」で封印できるかもしれませんし、ミツキも毒で追い詰めることができるかもしれません。 

また、デイモンには浮遊能力が確認されていません。 

エイダの欠点 

エイダの能力と言えば神術「全能」と神術「千里眼」です。 

しかしエイダの身を守る能力「魅了」は、人神樹に適用されない可能性があります。 

影縛りが効いたことから、封印術や幻術なども有効である可能性があります。 

エイダは体術が多少できる程度の戦闘能力なので、「千里眼」と「魅了」を破ることができれば倒せるでしょう。 

また、神術「全能」が不完全で未知数なところもランクづけをむずかしくしている要因です。 

意外とインフレは進んでいない説 

現在の最強の敵とされる人神樹は十尾が進化したものです。 

この情報だけでも、NARUTO最終盤のトップ層はこのレベルに達していると言えます。 

つまり、NARUTOのキャラも最上位と張り合えると考えられます。 

ただ、当時のキャラの実力を今のキャラの実力と比較するのは単純にむずかしい点です。 

神術「十方」の恩恵 

神術「十方」は「未来のあらゆる可能性を視る」果心居士の能力です。 

この術の恩恵を受けたボルトは強くなった姿をある程度見せてくれたので、強さの予想がまだしやすいです。 

しかし神術「十方」の術者である果心居士に関しては、成長度合いが未知数である以上、判断がしづらいです。 

人神樹の実力 

人神樹とは、十尾が人物を原形にして進化した存在です(十羅以外)。 

原形となった人物の力を使用することができるのですが、眼には「輪廻眼」があります。 

この輪廻眼の瞳力にどのような効果が内包されているかが未知数です。 

それぞれの木遁のクオリティについても未だ不明です。 

まだまともに戦ったことがない集団ですので、不明な点が多いです。 

「神」の存在 

『BORUTO』の世界は、「運」も重要である可能性があります。 

十羅が負傷したボルトを見逃した際、ボルトのことを「幸運」だとし、神の存在を示唆していました。 

本当に強い存在は、「運」や「神」さえも味方につけるのかもしれません。 

これを実力と捉えるかどうかもランクづけをむずかしくしていると言えるでしょう。 

それでも敢えてランクづけするなら 

BORUTO第2部15話時点の生きている存在の中で強さランキングをつくってみました。 

全盛期の実力で考えています。強さの全容が明らかになっていないキャラクターも多くいるので、そういったキャラクターには期待も込めています。 

勿論私個人の独断と偏見によるものですし、そこに強い意図はありません。 

上記の通り、『BORUTO』の世界では複雑に要素が絡み合っていますので、強さの序列が簡単に確定するようなものではないと考えています。 

1位 十羅 

神術「十方」によると、十羅がボルトの命を奪う可能性が高いとされます。 

十尾そのものの化身であるとされ、人柱力以上にその潜在能力を遺憾なく発揮することができると考えられます。 

十尾から進化した人神樹の中でも別格の存在とされています。 

2位 デイモン 

太古の大筒木、シバイの細胞を移植された改造人間の一人。 

デイモンの持つ神術「反射」の効果が現状絶対的なものとなっています。 

また、「反射」以外にもう一つ能力を隠し持っているようです。 

体術の実力だけでもトップクラスであるところも、順位の高さの要因です。 

しかし、デイモンには浮遊能力が確認されていないというところが、相性が生じる点です。 

3位 うずまきナルト 

サスケと決戦をしたときのナルトです。 

質、量ともに優れた影分身が強みと言えます。膨大な自然エネルギーを取り込むことも可能。 

「求道玉」の利便性次第では順位に変動がありそうです。デイモンを変形した求道玉で囲うことができれば、実質的に勝利したと言えるでしょう。 

池本先生はインタビューでNARUTO72巻時点のナルトとサスケを「最強」と位置付けています。 

『NARUTO』の72巻の時点で、ナルトとサスケが最強になっているんで、あの人たちがどっかにいるんやなと思うと、安心感がすごいんです。ただ、それは逆に言うと、緊張感がないわけです。どんな敵が現れても、どうせナルトとサスケがいるしな、となってしまいます。いまは事情があって忙しいけれど、あとで遅れて来るだけでしょ。いつ来るんだろうなという緊張感のない感じになってしまいます。 

かといって、ナルトとサスケがいい勝負をする敵ばかり出てきたら、ボルトは活躍できない。そこが難しいところですよね 

師匠に学ぶところ、師匠と異なるところ 
『NARUTO』の岸本斉史と『BORUTO』の池本幹雄が語る「師弟関係」(https://courrier.jp/news/archives/376207

4位 うちはサスケ 

九体の尾獣を支配下に置いたときのサスケです。 

チャクラ量は大筒木一族に匹敵、またはそれ以上に達しているのではないでしょうか。 

「輪廻写輪眼」による能力の多種多様さで、もはやできないことは無いと言えます。いくらでもやりようはあるでしょう。 

「地爆天星」がデイモンに有効かどうか次第では順位に変動がありそうです。 

5位 大筒木カグヤ  

カグヤはあくまで「六道・地爆天星」で封印された状態です。息子のハゴロモ、ハムラと戦ったときが全盛期であると考えています。  

現在生きている者の中で唯一、チャクラの実(神樹の実)を食べたシーンがあります(アニメにて)。  

カグヤは当時、十尾も従わせていました。1位でもおかしくないほどの潜在能力です。 

しかし、自身の能力を生かしきれていないような印象を受け、順位を下げています。 

6位 うずまきボルト 

サスケが認める天才。サスケの流儀をほぼマスターしています。 

それは術にも現れています。最高難度の亜流「飛雷神の術」や、攻撃技の多様さが彼の天才たる所以です。 

触れただけで平衡感覚を狂わせる螺旋丸「渦彦」が、攻撃面、防御面ともに強いです。 

「浄眼」、神術「楔」に関わる要素は今回無視しています。 

7位 虫 

エイダを標的にしています。つまりエイダを守るデイモンと戦うことを運命づけられています。 

原形となったバグに戦闘能力が無さそうですが、虫には「魅了」または神術「反射」への対策があると期待。 

エイダが神術「千里眼」で飛ばした意識を、虫はキャッチしていました。 

8位 カワキ 

大筒木イッシキの器。本当ならイッシキ並みの強さを持っているはずです。 

第2部から強さを見せられていませんが、攻撃性能に制限があったことが判明します。 

アマドの技術力によるカワキの戦闘能力の改善に期待しています。 

しかし、自分の能力を生かしきれていないようにも見えるので、順位はこれくらいに落ち着きました。 

9位 粒 

シンキを原形としている人神樹。 

鉄分を用いる神術「爪痕」と、砂鉄を用いる磁遁の相性がよさそうです。 

コードに対し、いつでも倒せる余裕を見せていました。 

10位 左 

サスケのチャクラをもとに存在している人神樹。 

サスケの術(写輪眼以外)を使うことができます。 

コード以上に神術「爪痕」を使いこなしているように見えるシーンがあります。 

戦いの中で成長を見せている点が強みだと考えています。 

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