※読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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— NARUTO・BORUTO【原作公式】 (@NARUTO_kousiki) October 21, 2024
『#BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』
#15「張りのある人生」
新たなる人神樹が現れる!
砂隠れの里で一体何が起こるのか!?
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瀕死の状態となった我愛羅を封印することで守ったシンキ。
新たな人神樹・粒の原形となってしまいます。その粒は、シンキの封印を解けるようです。
一方、勢いが増している人神樹という脅威に緊急性を感じたカワキ。
ボルトと再び手を組むことを決め、ついに立ち上がります。
今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。
またそれをもとに、個人的な考察を述べていこうと思います。
皆さんの感想もコメントでお待ちしています。
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皆で意見を共有しましょう。
14話(94話)『務め』の振り返り、考察はこちらの記事で。
原作第2部15話(95話)『張りのある人生』振り返り
我愛羅、ピンチ
ある砂漠地帯の地下。
我愛羅率いる小隊は、人神樹・祭と爪アカの集団を倒すべく戦闘中。
強力な祭の前に力量差を感じた我愛羅は、シンキ、ヨド、アラヤの三人を庇うために砂で彼らの自由を奪いました。
シンキは戦闘に参加したい様子。
祭は我愛羅以外の三人に興味を持っておらず、我愛羅が命を差し出すならば見逃してもいいという考えでいました。
我愛羅は未来を託すように、部下の三人を砂で引き下がらせます。
シンキの忠誠心
しかし、シンキだけは包まれた砂から出ようとします。砂鉄を操り砂を破壊することで脱出。
シンキは続けて、我愛羅を守ろうと「磁鉄粒封掌」を使用。我愛羅を砂鉄で包み込んで封印します。
この隙に爪アカがシンキを襲い、噛みついてしまいます。シンキは木となってしまいました。
ヨドとアラヤはやむを得ず逃げる選択をしました。
我愛羅を包む砂鉄を調べる祭。この封印術は、シンキが生きている限り有効であるようです。
祭は身を挺して風影を守ったシンキを高く評価。
砂からの連絡
カンクロウは以上の模様を木ノ葉隠れの里へ遠隔で伝えています。
シカマルは「シンキと同じチャクラを持つ何者か」が現れていないかどうか確認。
カンクロウ曰く、現状は報告が上がっていないそう。
また、カンクロウはシカマルに、テマリにこのことを伏せておきたい考えを示しました。
シカマルは同意。
この会話を火影室で聞いていたサラダとスミレ。人神樹が増える可能性を懸念。
シカマルは二人に、ボルトが接触してきたら報告してほしいと言いました。
机の下に潜んでいた偵察蛙。この様子を聞いていました。
粒の磁遁
その頃、人神樹たちの拠点では、新たな人神樹・粒が誕生。
「粒」という名は、十羅が名づけました。粒の個性を確立するために必要な情報を名前にしたようです。
名前を気に入った粒。何かに気づいた様子。
粒は身に纏う「爪痕」の衣から砂鉄のようなものを出し、自分が立っている黒い立方体に入り込ませます。
立方体からは右眼が露出。粒はその正体を引きずり出しました。
恐れられていた興味
出てきたのはコード。人神樹たちの様子を見ていたようです。
十羅は「自我」と「知性」を与えてくれたコードに恩を感じており、コードの話を聞こうとします。
「なぜ大筒木を捕食しないのか」という問いに十羅は、優先すべき事案の為にあえて先送りにしていると返答。
コードは十羅に、チャクラの実を食べるのは自分であるという考えを表明。
十羅はこれを聞き、「人神樹がチャクラの実を食べるとどうなるか」という興味を示していました。
コードの右手
コードはこの十羅の発言を「コードに対する敵意」と捉え、攻撃を繰り出します。
地面に引かれた「爪痕」に腕を突っ込んだコード。十羅の身にまとう「爪痕」から鉤爪が出てきます。
しかし十羅は、顔に向かってくるコードの手を左眼から弾丸を放出することで切断。
コードは猛烈な痛みに苦しみます。
契約
十羅は改めてコードに感謝の意を伝えます。
そこで十羅はコードに「刺激が足りていない」とし、課題を与えることにします。
その内容は、「ボルトとその協力者を始末する」というものでした。
その課題をクリアした暁には、コードにチャクラの実を提供するとしています。
コードは切断された手首に「爪痕」で塞ぐことによって応急処置。
コードはこの契約に同意することにしました。地面の「爪痕」に潜って去ります。
標的は我愛羅
粒は一連の様子を見て、コードのことを気に入っていませんでした。
次に姿を見たら始末してもいいかと十羅に聞いたところ、十羅はもっと優先すべきことがあると返します。
十羅は、本能に耳を傾けることで「標的」が見えてくるはずだと言います。
粒はその結果、我愛羅を狙うことに決めました。
我愛羅を封印した術は、粒の力をもってすれば解除できるようです。
対面
七代目火影・うずまきナルトの顔岩に乗って座るボルト。
そこにカワキが現れます。
ボルトは一人でここに来たのかどうかを確認。
カワキはエイダが神術「千里眼」で見ている可能性を伝えます。
カワキは、ボルトが尋問中になぜ真実を話さなかったのかについて質問。
ボルトは、真実を信じる者と疑う者で分断する事態を恐れていました。
モモシキの今
カワキはボルトの中にいるモモシキの現状について確認。ボルトが神術「楔」を制御できていないことに気づいていました。
ボルトは2年前、師匠のサスケと共にコードと戦った時に「楔」を使おうとしたことがあったそうです。
しかしその時、モモシキに乗っ取られるような感覚がしたようで、以来「楔」を使用していないと言います。
ボルトはそれでも、「人神樹を倒す方が先」と考えています。それには今より強くなったカワキの力が必要で、自分が暴走したときには遠慮なくやればいいと言います。
二重の遅れ
ボルトは、カワキが強くなるために師匠であるナルトから教わることが理想だと考えていますが、それには時間がかかりすぎるという現実もありました。
そこでボルトは、カワキがいずれ自力で辿り着くことになる結論を考慮して助言。
アマドを問い詰めることで、カワキに隠された力を解放することができるようです。
ボルトの口から飛び出す情報の連続に動揺するカワキ 。
見ていたアマド
アマドはボルトの様子をカワキの視覚情報を通して見ていました。
アマドは、ボルトの情報源に興味。カワキが以前見ていた偵察蛙を思いだし、果心居士が生存している可能性を疑いだします。また、現在の居士が出ること、彼の目的に対しても疑問が生じます。
ボルトが言うには、アマドはコードの木ノ葉襲撃に備えてカワキを調整していたようです。
コンビ再結成
ボルトは去ろうとします。
カワキは改めて、諸悪の根源である大筒木を滅ぼすべきだという意志を伝えます。
その上でまず人神樹を始末するという考えを示しました。そのためにボルトと再び組むこともいとわないとしました。
ボルトは決意を新たにしたカワキに笑みを浮かべて応えるのでした。
原作第2部15話(95話)『張りのある人生』考察
我愛羅、ピンチ
祭の強さがうかがえるシーンでした。
BORUTOでの戦闘で考えると、我愛羅は大筒木ウラシキ(本気は出していない)に勝利した実力があります。
守鶴、ボルト、シンキを見ながらもウラシキを封印しました。
この戦闘経験を考えると、祭はウラシキに近い強さを持っていると言えそうです。
シンキの忠誠心
祭は他の人神樹との間に「仲間意識」を感じているようです。
木になったシンキを見て、仲間になった時の想像をしていました。
しかし、十羅や左にはこういった意識は見られませんでした。
新猪鹿蝶やヒマワリが助け合う様子を見ても、理解を示さなかったのが印象的です。
祭のアイデンティティを感じるとともに、人神樹の関係性に変化が生じる予感がします。
砂からの連絡
我愛羅とシンキの状態を知った木ノ葉。
シンキは木にされたことで、ある意味命が奪われる危険性は薄くなったと言えるでしょう。
人神樹は木になった人物を生かし、原形にすることで存在しています。
しかし、我愛羅には出血個所もあり、一刻の猶予も許されない状況。
木ノ葉は我愛羅の救出に誰を向かわせるのでしょうか。シカマルのそばに話を聞いていたサラダを向かわせる可能性はありそうです。
粒の磁遁
粒は磁遁を扱うことが可能なようです。
粒の原形と考えられる、シンキが得意としている術です。
身にまとった神術「爪痕」から砂鉄を取り出すことができるようで、使い勝手がよさそうです。
この砂鉄の出処が気になりますね。
「爪痕」は術者のチャクラと鉄分で構成されていることから、「爪痕」そのものから取り出している可能性もあります。
磁遁と「爪痕」は相乗効果を生みそうです。
恐れられていた興味
十羅が恐ろしいことを考えていました。
「人神樹がチャクラの実を喰らったらどうなるのか」という内容です。
人神樹には、十尾には無かった「好奇心」があります。
十羅は「大筒木を喰らうことで最終的な進化をする」ことを目的としていますが、その先をも見据えているかもしれません。
大筒木を喰らった人神樹もまた、本来の神樹とは異なる姿をしていることも予想されます。
正直このあたりは、十羅だけでなく我々読者も気になるところですよね。
コードの右手
「チャクラの実」に興味を示した十羅に攻撃をしかけたコード。
地面の「爪痕」に右手を入れ、十羅が身につけている「爪痕」から攻撃しました。
かなり素早い攻撃だったはずですが、十羅はこれを眼から弾丸を放つことで防ぎました。
瞬きをするレベルの速さと言えるのではないでしょうか。
コードの右手は吹っ飛びます。これがカワキの腕であれば、科学忍具の細胞が飛び散るだけで大きな問題は無く済みます。
しかしコードにはカワキのような再生能力は無かったようです。
「爪痕」で傷口を塞ぐという応急処置を施していましたが、この状態でどうボルトや果心居士に挑むのかが疑問ですね。
正攻法では戦えないでしょう。 汚い手に出なければいいですが。
標的は我愛羅
粒は他の人神樹同様に標的を決めました。
人神樹の名前 | 原形 | 標的 |
十羅 | 十尾(原型無し) | うずまきナルト |
左 | うちはサスケ | うちはサラダ |
祭 | 風祭モエギ | 猿飛木ノ葉丸 |
虫 | バグ | エイダ |
粒 | シンキ | 我愛羅 |
シンキは我愛羅の義理の息子ということで、かなり親しい間柄にあります。
これまでの傾向通りと言えそうです。
二重の遅れ
ボルトは、カワキの成長にはナルトによる修業指導が最適だと考えています。これは、ボルト自身がサスケの流儀を習得したことと対になるものと言えます。
しかし、状況は複雑になってしまいました。
カワキは第1部の最後にナルトとヒナタを「大黒天」という神術で封印してしまいました。
この「大黒天」は時の止まった異空間に介入できる能力なのです。
3年以上の時を止めることになり、 ナルトとヒナタは3年間歳を取っていないことになります。
見方を変えれば、アンチエイジング効果はありましたが、成長という観点では時間が止まってしまったとも言えます。
もし「大黒天」が使用されなかった未来では、ナルトが新しい術を習得し、それをカワキに教えることができたかもしれません。
結果として、カワキは自身の成長を止めただけでなく、師匠であるナルトの成長も止めてしまったことになります。
特に人神樹と戦うための強さを考えると、ナルトにはさらなる成長の可能性があったはずです。
ボルトの例を見ると、サスケのうちは流剣術を基礎としながら、サスケの術を別の術で代用することで独自の戦い方を確立しています。
同じように、カワキもナルトの流儀を学ぶ中で、ナルトの得意技である「螺旋丸」に似た攻撃方法を身につける可能性があるでしょう。
これからは、ナルトが新たな力を得て、カワキが真の「忍道」を理解していく未来に期待したいですね。
見ていたアマド
三途アマドは、ボルトとカワキのやりとりについて、カワキの視覚と聴覚を通して見ていました。
その際、デルタが見た内容だけではなかったようです。
現在の映像だけでなく過去の出来事も見返すことができていました。
このことは、ボルトがカワキと話をすると同時に、アマドにも情報を提供していたことを示しています。
そして、これは果心居士の神術「十方」による計画の一部であったと考えられます。
この状況を受けて、アマドは果心居士がまだ生きている可能性を考え始めました。
さらに、居士が何か新しい神術に目覚めたのではないかとも推測しています。
というのも、以前アマドが居士に大筒木シバイの細胞を移植したことで、居士に神術が発現する可能性が生まれていたからです。
アマドは不思議に感じたはずです。
本来なら自分にしかわからないはずの情報を、ボルトや居士が知っているからです。
おそらく、未知の能力によって自分の持つ他の情報も見透かされているのではないかと考えたでしょう。
これからの物語では、アマドがボルトたちに協力する道を選ぶのかどうかが、大きな見どころとなっています。
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