※読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
Vジャンプ7月特大号 本日発売🙌
— NARUTO・BORUTO【原作公式】 (@NARUTO_kousiki) May 21, 2025
『#BORUTO -ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』
#22「十羅」
木ノ葉丸の窮地を救うべく、ボルトは…⁉︎
人神樹が再び動き出す——!
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最悪の戦いが始まってしまいました。
木ノ葉丸を助けたボルトのもとに人神樹・十羅が出現。
ボルトは持ち前の機動力で十羅を翻弄しようと戦いますが、
ひとつひとつ攻略されてしまいます。
残る望みは「渦彦」のみ…ボルトは絶望の未来を変えられるでしょうか…!
今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。
またそれをもとに、個人的な考察を述べていこうと思います。
皆さんの感想もコメントでお待ちしています。
コメントするのがハードル高いなという方は「問い合わせフォーム」でも大丈夫です。公開しないでという文言があれば公開はしません。
皆で意見を共有しましょう。
21話(101話)『万華鏡写輪眼』の振り返り、考察はこちらの記事で。

原作第2部22話(102話)『十羅』振り返り
ヨドとサラダの安否
ヨドとサラダをアラヤとミツキが心配する中、上空では人神樹・粒から棘魂が生じました。
ミツキはアラヤに棘魂の回収を任せ、残された爪アカを対処しようとします。
しかしその時、爪アカの「爪痕」から粒とは別の人神樹の姿が…
ミツキはその特徴から、人神樹のリーダー・十羅であると察します。
現れた十羅の視界にはサラダが映りましたが、そのまま空へ飛びあがります。
アラヤは十羅の目的は棘魂にあると思っていたようです。
十羅の目線の先には
その頃、ボルトは人神樹・祭から木ノ葉丸を助け出していました。
ボルトの斬撃によってバラバラになった祭から棘魂が現れようとしています。
その時、ボルトは小型の「尾獣玉」が飛んできたことを確認。
十羅がミツキとアラヤの上空から狙撃していたようです。
十羅は尾獣玉を外したことを確認し、どこかへ飛び去りました。
ミツキはその方角から、十羅が木ノ葉丸のところへ向かったと推測します。
すぐそこまで来ている…!
木ノ葉丸のそばで棘魂が出現。
ボルトは猶予がないことを悟っていました。木ノ葉丸に棘魂を持って逃げるよう指示。
他の忍たちと共に最初の合流地点に戻るように言いました。
その間、ボルトは手裏剣をあたりにばらまきます。かなり焦っている様子です。
十羅が右眼で尾獣玉を生成しながら急接近。
ボルトは飛行能力で木ノ葉丸をすくい上げます。十羅から尾獣玉が発射。
飛び上がったボルトと木ノ葉丸は、尾獣玉の爆発から逃れます。
ボルトはそのまま木ノ葉丸を投げ飛ばしました。
ボルトVS十羅が開戦
木ノ葉丸は上手く着地し、逃げることを決意。走り出します。
空中から木ノ葉丸を見つめる十羅。その隙に背後からボルトが「螺旋丸」を構えて現れます。
螺旋丸が見事にヒット。十羅は下方向に飛ばされますが、上半身の向きを変えて尾獣玉を放ちます。
ボルトは再び「飛雷神の術」を使用。尾獣玉をギリギリで躱し、十羅が飛ばされる先で剣を構えました。
居合切りをするボルトでしたが、十羅は神術「爪痕」をまとった中指の爪で受けます。
運命の特異点の見解
エイダはこの様子を神術「千里眼」で視ていました。戦況を果心居士に伝えます。
エイダは思っていた以上にボルトが戦えていると受け取っていました。
しかし、居士はボルトの勝利が絶望的であると捉えています。
居士によると、「ボルトは仲間を十羅から完全に逃がすため、逃げることもかなわない」ようです。
最後の望み、螺旋丸「渦彦」
場面はボルトと十羅の戦いに戻ります。
十羅はボルトの情報源を聞き出そうとしますが、ボルトは気にせず次の作戦を考えています。
ボルトは「渦彦」に最後の望みをかけます。
十羅は続けて「愛」について尋ねました。愛についての見解を話す中で、ボルトに地中からの木遁で捕捉しようとします。
ボルトは空中で次々と迫りくる木を剣でさばきながら逃げます。渦彦が使えない状態に。
ボルトは星のチャクラを蓄えるため、自ら木に捕まります。
捕まったボルトですが、その際にサスケから受け継いだ剣を落としてしまいます。
十羅はその剣を拾い上げ、先ほどの質問に答えてもらうための交渉材料にします。
ボルトは自分の見解を話そうとします。十羅の意識が話に向いた瞬間に、ボルトが渦彦を発動。
包んでいた木を破壊し、飛雷神の術で十羅の背後に回ります。
そして十羅の背中に渦彦を叩き込みました。
吹き飛ばされた十羅はすぐさま体勢を立て直し、綺麗に着地します。
それでも、渦彦による持続的なダメージが十羅に入ります。
ボルトはこの効果に期待していました。
しかし十羅は体内で起こっていることをすぐさま把握し、体内をめぐる回転のエネルギーを打ち消してみせました。
十羅曰く、渦彦は自身の使う尾獣玉の原理に似ているようです。
十羅との力の差を実感するボルトでした。
原作第2部22話(102話)『十羅』考察
ヨドとサラダの安否
ヨドは生存している…?
ミツキはサラダを、アラヤはヨドを抱えようとしていました。
ただ、エイダによると、ヨドは犠牲になってしまったようです。
アラヤ達の気持ちはわかります。それでも現実的なことを考えると、ヨドの死亡が確認された場合は一旦おいていくべきなのかなと思います。
任務を無事終えて、あらゆる安全が確認され次第、その身柄を回収すべきでしょう。
それとも、実はヨドにもまだ希望が残されているのでしょうか。
ボルトの装飾品の図形
22話の扉絵では、ボルトの姿が描かれました。
第2部からのボルトは、多くの装飾品を身につけているのが印象的ですよね。
これらはボルトが編み出した亜流の「飛雷神の術」に使用される金属の媒体となります。
ボルトがイメージした図形の金属に移動できるということで、その特徴的な図形にはボルトの何かしらの意図が込められているはずです。
図形を「ルーン文字」だと解釈してみると…
MANGA Plus Update!#Boruto: Two Blue Vortex
— NARUTO OFFICIAL (@NARUTO_info_en) May 21, 2025
#22: "Jura"
Boruto arrives to rescue Konohamaru from imminent danger, but what will it cost?!
The Divine Tree people are once again on the move!
Find out what happens for yourself!https://t.co/B16Y3EiT6d pic.twitter.com/0bek863Rry
今回の扉絵で新たに身につけている図形の二つを「ルーン文字」だと解釈すると面白いです。ᛉ(Algiz) とᛟ(Othala) が該当します。
占いや呪術に使われる文字で、近現代では逆さになるとその意味も逆になる場合があります。
ルーン文字 | 正位置の意味 | 逆位置の意味 | ボルトに当てはめると |
---|---|---|---|
ᛉ(Algiz) | 加護、神の保護、生命 | 死、破滅、堕落 | ボルトは死の危機に直面しているが、神の加護で命拾いしたこともある |
ᛟ(Othala) | 伝統、家、祖先、結束、アイデンティティ | 家系の断絶、遺産の喪失、根無し、分裂、アイデンティティの混乱 | 神術「全能」によって立場逆転。ボルトは家族を失い、里のよそ者になってしまった |
また、ᛉ(Algiz)に似た首飾りは波風ミナト特製の苦無のようにも見えますよね。
三つの首飾りからはミナト、ナルト、そしてボルトの三世代を感じさせます。
因みに、うずまき一族の家紋のような図形の首飾りは、設定画のヒナタ(秘伝・臨の書)がかけていたものと非常によく似ています。ヒナタからもらい受けたものなのかもしれませんね。
十羅の目線の先には
ミツキとアラヤの目の前に現れた十羅。
粒から出現した棘魂を回収するのかと思いきや、目もくれることなくボルトの方へ向かいました。
棘魂よりもサラダの方に興味がある印象すら受けましたね。
十羅の興味はその時々によって変わっています。ボルトの言う通り、全く読めません。
ただ、「愛」への関心は一貫していると言えそうです。
すぐそこまで来ている…!
ボルトは木ノ葉丸に、「合流地点で次の指示を待て」と言っています。
恐らく螺旋丸「渦彦」の効果で十羅の運動能力を低下させて隙を作り、木ノ葉丸たちと時空間移動で逃げようとしたのでしょう。
しかし、頼みであった「渦彦」は通じませんでした。
木ノ葉丸たちが言う通りに待ち続けることができるかどうかが怪しいです。
サラダとミツキがボルトを心配して駆けつけてもおかしくありません。
ボルトVS十羅が開戦
十羅は他の人神樹とは耐久面でも違います。
12話『棘魂』でボルトが「螺旋丸」を人神樹・左に当てた際は、螺旋丸が左の身体をどんどん削っていました。
しかし今回の十羅は螺旋丸をまともに受けていたはずが、全く損傷していない様子でした。
十羅はまさに「別格」の強さを見せていますね。
運命の特異点の見解
一つ疑問なのが、居士はこの戦いに関与しないのかという点。
世界の命運を分ける戦いです。ボルトが命を失うことで、「最悪の未来」といわれる結末を引き起こすことになります。
居士は「十方」の発現時にそれを食い止める使命を感じたはず…ここで参戦しなかったらいつするのかが気になります。
木ノ葉丸は現在の任務中に居士のものと思われる蛙を発見しています。居士は「口寄せの術」ができるかもしれません。
参戦せずとも、ボルトの意図を汲んで木ノ葉丸たちを助け出すことはできると考えられます。
最後の望み、螺旋丸「渦彦」
渦彦への認識の違い
ボルトは十羅との戦いにおける最後の可能性が「渦彦」にあると考えていました。
ただ、渦彦の有効性については居士が事前にボルトへ伝えていてもおかしくないような気がしています。
ここにボルトと居士のコミュニケーション不足があったのかもしれません。
居士は、「ボルトが星のチャクラを十分に取り込んだうえで渦彦を使用できる絶好のタイミング」を狙っていたのではないでしょうか。
加勢しようとするボルトを制止したときなども、「今ではない」と強調していたように感じます。
それでもボルトは十羅を倒す。その理由
実はこの『BORUTO』という作品、インドの叙事詩である『ラーマーヤナ』と重なる部分が多いです。
主人公のラーマが運命に翻弄されながらも成長し、羅刹王・ラーヴァナを倒すという物語です(ざっくりと)。
だと個人的に考えています(詳しくは需要があれば書こうと思います)。
ボルトは十羅を倒す「設定」を持っているのです。
『ラーマーヤナ』を読んでみると、
などと両作品が重なってきて面白いです。
『ラーマーヤナ』は現在の漫画や物語の基礎になっているくらいに、時代を超えて親しまれている作品です。
『BORUTO』との関連を一旦抜きにしても普通に面白いので、いちど読んでみることをおすすめします!
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