※読んでいない方はネタバレ等にご注意ください。また、個人的な妄想を含んでおります。
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瀕死に追い込まれたいのじんを目の前に、こみ上げた怒りに呼応するかのように九喇嘛の力を解放したヒマワリ。
十羅への反撃が始まります…!
一方、サラダの「千鳥」を受けた左。負った傷は瞬く間に回復。
標的、サラダへの攻撃を止めようとしません。
今回は重要な点を全て拾いつつ、一連の流れをわかりやすく振り返ります。
またそれをもとに、個人的な考察を述べていこうと思います。
皆さんの感想もコメントでお待ちしています。
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皆で意見を共有しましょう。
10話(90話)『因子』の振り返り、考察はこちらの記事で。
原作第2部11話(91話)『因子』振り返り
ヒマワリの治癒能力
覆われていた木から抜け出したヒマワリ。
力の覚醒を目の前にした十羅は九尾によるものだと予想。
シカダイはヒマワリの足が治っていることに気づきます。
ヒマワリは木に刺さったいのじんを前にし、逆立った髪の毛を器用に操っていのじんの身体を木から抜き取りました。
いのじんをチャクラが覆い、優しく寝かせた頃には腹部が再生。空いていたはずの穴が綺麗に塞がっています。
驚くシカダイ。
力に伴う責任
ヒマワリはシカダイ、チョウチョウの二人にいのじんを病院へ連れて行くように頼みます。
自分の力を確かめ、十羅を倒すつもりでいます。
また、ヒマワリは十羅の標的が自分にあることから新猪鹿蝶に逃げてもらうつもりでもいました。シカダイも自分たちの実力を鑑みてヒマワリの言う通りにする気でいました。
十羅はシカダイの判断を評価。
チョウチョウはヒマワリ、シカダイの意見をなかなか受け入れられずにいます。
ヒマワリは力を得た自分に伴う責任を果たしたいとチョウチョウを説得。
チョウチョウはヒマワリとパンケーキを食べる約束を確認。
いのじんを抱えたシカダイとその場を去る決心を固めました。
九喇嘛の力で十羅に立ち向かうヒマワリ
十羅は人間たちが馬鹿ではないことを理解しつつも、判断能力が低下するタイミングがあることを疑問視。
また、いのじんが十羅の警告を無視して向かっていった結果やられた一方で、ヒマワリの中の「何か」に火がついたことについて、偶然か相関関係なのかを考えています。
一対一となり、我慢に耐えかねたヒマワリが攻撃を仕掛けます。拳が十羅の腹部にヒット。
立て続けに右の拳を顔にくらわせます。これには踏ん張れず遠くへ吹っ飛びました。
飛ばされているうちに体勢を立て直し、飛びあがった十羅。地上のヒマワリに直進。
ヒマワリは九本の束になった髪の毛の先を一点に向けます。その一点には「尾獣玉」が発生。
十羅も右目から「尾獣玉」を生成。二人の間で衝突し、爆発が起こりました。
離れていた新猪鹿蝶もその爆発を確認。
十羅は「尾獣玉」までも操るヒマワリの力に驚嘆。ヒマワリの急激な進化に興味を示しながら、それ以上に自分の本気の力を試してみたくなったとしています。
その間にヒマワリの頭部に頭突き。飛ばされたヒマワリは体勢を立て直しますが、既にそばで次の攻撃を構えていた十羅。
攻撃を受けたヒマワリは地面に叩きつけられました。
顔を挙げたものの、吐血したヒマワリ。かなり消耗している様子。
千鳥と写輪眼
場面が変わり、サラダの「千鳥」を受けて倒れこんだ左。
なぜ左が「千鳥」を使えたのか会話を試みるサラダ。正体を聞きます。
左は一度周囲にある「爪痕」に潜り、すぐに戻ってきました。
左の右脇腹の傷が癒えていることに気づいた木ノ葉の忍。驚く様子のサラダとスミレ。
左はサラダの眼を見て十羅から教わった「写輪眼」を認識。
「千鳥」を分からずに使用していた様子でしたが、写輪眼の必要性に気づきを示していました。
左の戦闘センス
木ノ葉丸が左に、うちはサスケと何の関係があるのかを問います。
左はサスケのことを知らないようで、自分が何かも分からないことから木ノ葉に来たと言います。
左の標的がサラダであることを察していたスミレ。木ノ葉丸にサラダを守るよう頼みます。
しかしその時、サラダの足元にあったマーキングから手が伸びます。
その手は雷遁チャクラを帯び、サラダに流れました。
攻撃をやめさせようと木ノ葉丸小隊の忍が土遁忍術の印を結ぼうとしたところに、左は印を結ぶこと無く火遁を発生させました。その忍に炎が覆います。
スミレがサラダのそばで心配。
木ノ葉丸による強化された螺旋丸
その隙に木ノ葉丸が「螺旋丸」を構えます。当てるその時には神術「爪痕」で木ノ葉丸の背後のマーキングから出現。
完全に隙を晒してしまった木ノ葉丸に左の「千鳥」が襲います。
追い詰められたと思いきや、木ノ葉丸は瞬時に振り向き、「風遁 螺旋障壁」を使用。
千鳥を防御するも吹き飛ばされます。
サラダを心配するスミレ。左は彼女にも雷撃を浴びせます。
動けずそのまま転倒。
ヒマワリのピンチに
一方ヒマワリは、十羅からの攻撃を受けている最中。
拳での攻撃や、右目の瞳力で攻撃するなど、ヒマワリを追い詰めます。
ヒマワリの回復力にも限界が迫っているところ。
十羅はその驚異的な回復力はもはや自身のような「尾獣」そのものに近いと考察。
ヒマワリはチャクラの消耗からかなり弱っている様子。
九喇嘛も十羅の力に驚いている様子。ヒマワリに潜在能力だけでは通用しない相手だと察していました。
その時、デルタとカワキはヒマワリのところへ向かっていました。
カワキに十羅と戦って何が出来るのか聞くデルタ。
デルタが聞こうとしているうちに、圧倒的な速度で二人を抜くボルト。
すぐに到着し、追い詰められたヒマワリを抱きかかえます。
ボルトの神速
もう一方の左は自分の存在を知らないとしたものの、サラダのことは初めから知っていると言います。
そういいながら、右腕の性質を木に変え、枝分かれした手をサラダに伸ばします。
どんどん木に包まれていく中、左はサラダに誰なのかを問いました。
その時サラダの視線の先には電柱。その頂点には四角いオブジェクトを持った偵察蛙。
この情報がボルトの首元にいる蛙から聞いたボルト。
ヒマワリを抱えながら「飛雷神の術」。
偵察蛙のところへ飛んだボルトは、サラダを包む左の右腕を切断。
「大筒木ボルト」…そう左に呼ばれながら、ボルトが振り向きます。
原作第2部11話(91話)『因子』考察
ヒマワリの治癒能力
ひねられていたはずの自分の足を治しただけでなく、いのじんに空いた穴まで再生させて見せたヒマワリ。
自己再生能力に関してはうずまき一族である時点で備わっている能力になります(香燐がその例)。それに付け加えて九喇嘛の人柱力としての自己再生能力もあるといった感じです。
しかし、他者を再生させる能力というのは普通の尾獣化では獲得できなかったもののはずです。
ナルトにも一応存在していた能力ですが、使用できるようになったのは六道仙人・大筒木ハゴロモから力を得てからのことです。
この能力をはじめから使えるのは、尾獣そのものとも言えるヒマワリと九喇嘛の親和性があってのことだったのかもしれません。
力に伴う責任
ヒマワリはこのように言っていました。
自分に「力」があるなら… それに伴う「責任」を果たしたい そう思うの……
BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-11:本気|岸本斉史・池本幹雄
この短時間でこの考えに至ることが出来たのはすごいことですよね。
確かに火影であるナルトの持つ力を受け継ぐことで実感することが出来ているわけですから、狙われているのはあくまで自分だということも相まって「火」がついたのでしょう。
十羅もこの変化に興味を示しています。
ヒマワリに「火の意志」が受け継がれた瞬間だったのかもしれません。
九喇嘛の力で十羅に立ち向かうヒマワリ
尾獣に関する修業をしていないにも関わらず、「尾獣玉」まで使用していたヒマワリ。
九喇嘛とある程度信頼関係があるとはいえ、凄まじい才能です。
ナルトも九喇嘛と信頼関係が築かれてようやく自分の意思で使えるようになった技です。
ただ尾獣のチャクラを得ただけでは使用できません。
千鳥と写輪眼
神樹の再生能力
左が右脇腹の損傷を再生させた際、なぜか「爪痕」に潜ってすぐ戻るという行動をしていました。個人的に少し違和感を覚えます。
十尾が進化した神樹ともなれば、そんな行動を挟まずとも即再生するだろうと思わないでしょうか。
それこそ先ほどのヒマワリや過去のうちはマダラ(十尾の人柱力)のように。
「爪痕」を使用したということは、そのマーキングのある場所に関係しているのだと思います。
マーキングのある場所は確認できる限りで左の周囲のものと爪アカ、他の神樹(十尾の本体)くらいだと思われます。
そう考えると、爪アカなどから身体の一部を「爪痕」経由で自身に付け加えたようなイメージが想像できるかもしれません。
うちはオビトやうちはマダラが白ゼツの身体の一部(腕など)を移植したような感じです。
左は写輪眼の瞳力を持っていない?
「千鳥」を何かわからずに使用していた左。何度か使用して、使いづらいという感想を持っていたようです。
そして左と同じく「千鳥」を扱うことが出来るサラダを見て、左はこの術が「写輪眼」の効果を持って完成することに気づきました。
この話しぶりから左が「写輪眼」の力を持っていないように受け取れますが、なぜでしょうか。
- 神樹の眼である「輪廻眼」は、写輪眼が進化した瞳力であるはず
- 左に関しては写輪眼を使いこなすことが出来るうちは一族、その中でもサスケのチャクラデータを持っている
- 元の姿である十尾の眼の模様は「輪廻写輪眼」
写輪眼の瞳力を使えないとおかしいレベルで条件が揃っている左。
まだ自分の潜在能力に気づけていない、または能力が発現していないということなのでしょうか。
うちは一族が写輪眼を開眼させるように、左も愛を知って劇的な感情の動きを経験することでその瞳力を得ることが出来るのかもしれません。
左の戦闘センス
「写輪眼」による動体視力を持っていない可能性が示唆された左ですが、それでも抜群の戦闘センスを持っています。
「火遁 豪火球の術」と思われる術を印を結ぶことなく使用しているだけでなく、扱いづらいとしていた「千鳥」を早くもアレンジし、「千鳥流し」と思われる形態に変えることで使いづらさを補っていました。
神樹たちの配色について
Vジャンプ8月特大号の表紙と掲載されている11話の扉絵で、神樹たち全員がカラーで描かれました。
十尾の色からは想像が出来ないほど色鮮やかな服装でした。
神樹たちに割り当てられた色ですが、それぞれに理由があるのではないかと考えています。
先に述べてしまうと、「神樹たちとそのコピー元となった者たちの服装の色は、反対色同士(補色)の関係にあるのではないか」という説です。
彼らの服装の色を確認してみましょう。
神樹 | 神樹の服装 | コピー元 | コピー元の服装 |
十羅 | 青緑 | 不明 | 不明 |
左 | 黄 | うちはサスケ | 青 |
祭 | 紫 | 風祭モエギ | 萌黄(緑系) |
バグ似 | 青 | バグ | 芥子(黄色系) |
大体このようになっています。
色相環で比較してみるとわかりやすいと思います。
しかし、やはり気になるのが十羅についてですよね。
仮に彼のコピー元がいるとする場合を考えます。十羅の青緑の反対色は赤やオレンジのあたりでしょう。
赤やオレンジを想起させる人物、存在と言えば、やはりナルトや九喇嘛ではないでしょうか。
赤だとするなら、「重粒子モード」が連想されます。
ただの偶然なのでしょうか…
ナルトは「大黒天」の空間に閉じ込められているはずなので、分裂した九喇嘛の方が可能性としてはあり得そうです。
以前から言われているように、やはり九喇嘛の要素が十羅にはあるのでしょうか。
または、ナルトがこれから十羅に捕食され、新たな神樹のコピー元になってしまう伏線と考えるべきなのでしょうか。
十羅が「尾獣の化身」になった要因には「九喇嘛の要素」があるのではないでしょうか。
「重粒子モード」の性質から、十羅にはナルトと九喇嘛両方の要素が含まれているかもしれません。
木ノ葉丸による強化された螺旋丸
木ノ葉丸が新術を見せてくれましたね!術の名前は「風遁 螺旋障壁」
恐らく「螺旋丸」に風の性質変化を加えた高難易度の術だと思います。
木ノ葉丸は、ナルトの「風遁 螺旋手裏剣」と異なる形で螺旋丸を進化させることが出来たと考えられます。
今回の話で木ノ葉丸は左への螺旋丸を外し、背後から千鳥でカウンターを受けそうになります。
しかし木ノ葉丸は即振り向き、この術を使用することで防御していました。
このシーンを見るに、外した螺旋丸に風の性質変化を加えたことで素早く防御に移行できたのではと考えられます。
ヒマワリのピンチに
ヒマワリそのものが尾獣⁉
ヒマワリと九喇嘛の親和性は、ヒマワリ自身が尾獣に近い特徴を持っているからという可能性が出てきました。
ヒマワリと戦った十羅は、ヒマワリに対し「尾獣そのもの近い」と言いました。
うずまき一族と日向一族はそのルーツを辿ると十尾に近い特徴を持っていることがわかります。
十尾の人柱力になる際も、千手とうちはの力を得て十尾の特徴に近づくことが条件となっていますから、ヒマワリもこれと似たような条件を揃えていると考えられそうです。
ボルトの神速
先日、ボルトの使用する「飛雷神の術」が亜流であることが判明しました。
多くの制限があるみたいですが、全てが本物の「飛雷神の術」より劣っているわけではありません。
また、ボルトはこの術を使用するにあたって様々な工夫を凝らしています。
その一つが、果心居士の偵察蛙に移動先となる物体を持たせているということ。
ボルトと果心居士はこの偵察蛙を通して周囲の状況を共有しています。
これにより安全に且つ的確なタイミングで移動することが出来ています。
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12話(92話)『棘魂』の振り返り、考察はこちらの記事で。
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